推しと同居始めます。２【名前変換オリジナル】

異変3 ページ48

圭「…え？」


晶「そ、そんなの…嘘だよね、紫乃？」


絢太「…」









「…さい」









「ごめんなさい…！！」





涙が溢れた。

私が大好きなLoveMAXをこんな風に壊してしまった。

LoveMAXはみんなのものなのに…









三尋「…紫乃ちゃん」






「三尋くん…！私本当に三尋くんを騙そうだなんて考えてないの！」






三尋「…」








三尋くんの方を見ると、三尋くんの瞳から一筋の光が見えた。

綺麗な…綺麗な涙だった。








「……ごめんなさい」









伊織「…もう、出ていってくれ…三尋の…LoveMAXのためを思うなら」







伊織くんをここまで怒らせてしまって
三尋くんを悲しませて、泣かせてしまって
圭くんにあんなショックな顔させて
絢太くんの明るさを失わせてしまって
晶くんの笑顔を奪った。







私にもう、ここにいる資格はない。









「…分かりました。今まで、お世話になりました。」





三尋「紫乃ちゃん！！！」







私はドアを開け、出ていった。
何も持たずにただただ走って逃げるように出ていった。
私の事、嫌いになっちゃったかな






どうかお願い…三尋くん


私を忘れてください。

私には充分だった。


あの夢のような日々があるだけで、これからの人生頑張れるよ。








ありがとう…





いつかまた…会える時が来たら…









―――前半END

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