推しと同居始めます。２【名前変換オリジナル】

友達３ ページ5

――過去


私と石田くんが付き合い始めたのは
あまりにも単純だった。







石田「桃瀬さん」





「ええと、同じクラスの…」





名前が出てこない…
確か、後ろの方の席の…




「…石井くんだっけ？」




石田「…石田だけど」





「ご、ごめんなさい！」





あまりにも最悪な形で話したんだよね

逆にこれがきっかけで石田くんと話すようになった。








そんなある日









石田「俺、桃瀬さんと付き合いたい」




「え、」







人生初の告白だった。







「お、お願いします…」









石田くんはいい人だったし、クラスメイトにも
人気があって、かっこよかったから…
地味な私が相手にされて、勝手に浮かれてた。









ある日







石田「ねぇ、なんか隠し事してない？」





「え、え！？してないしてない」




石田くんにはLoveMAXのオタクをしている事は言えなかった。言ったら引かれるのは分かってたから









石田「…別れようか」







「…うん」









単純な感じだったけど
あれが私の初カレ話であって…





それが別れた原因の推しと、友達だとか…
世間は狭い。








本当は言ってやりたかった。
対して私の事好きじゃないんでしょって
ただただ、興味本位で覗いたら
めんどくさくなって別れたんじゃないかって




そんなこと思う自分が…嫌いだったの

モデル→←友達２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す