推しと同居始めます。２【名前変換オリジナル】

花火３ ページ16

2人でみんなからは少しだけ離れた場所で
線香花火の火をつけた。





「…パチパチしてる！」



三尋「俺、線香花火が一番好き」






好き…好きというワード頂きましたァ！
三尋くんまじ可愛！！

どうしよう！ファンから見たら怒られるくらい
いいシチュエーション！！！






「三尋くんと花火できるの…嬉しいな」



三尋「…ふふっ、ありがと」






肌寒い体なのに、君を見てると顔が熱い…

きっと私、本気で三尋くんが好きなんだ…





「ねぇ、三尋くん」




三尋「ん？」




「あのね、違ったらそれでいいの」




1度だけ…このモヤモヤを晴らしたくて…







「私が来る前、ここに誰か住んでたの？」





そう言った瞬間、三尋くんの線香花火の火が落ちた。





三尋「…誰かが、言ったの？」






横を見たら
三尋くんの見た事のない、少し怖い顔




「…え、えと」



三尋「…気になる？」






どうしよう、なんか怒ってる？
やっぱり探られたくない事もあるだろうし…



「…無理にとは言わないけど、その…」


三尋「いいよ、教えるよ」




三尋くんは私の線香花火を取って、悪戯に微笑む
そのまま私の空いた右手を三尋の左手が包む。



「三尋くん…」



火照る顔を伏せた。
暗いからみんなに見られてないよね…？



三尋くんは真剣な顔をして、話してくれた。









三尋「紫乃ちゃんがここに来る前に…1人の女の子が住んでいたんだ。」

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