虚言 ページ8
『新人の高橋と申します』
一時のスパイなので源氏名は遠慮して本名で貫いた
「新人くん超イケメンだね!」
女性は美涼を視界に入れた瞬間に歓喜を上げた
美涼は普段の声よりも低いトーンで話していた
『このお店の常連の姫に
そんなこと言われるとは…
嬉しい限りです。』
思い付いた台詞を口から出てくる
「えー!?高橋くん性格もイケメン!!」
女性は美涼の接客にご満悦の様子だった
「すぐトップに上がれそうだよ!」
そして美涼を褒め称えた
"この店でNo.1を目指すつもりですので"
美涼は営業スマイルを浮かべて女性の心を鷲づかんだ
「ヤバい…好き」
女性は一瞬で男装した美涼に惚れた様子であった
その様子を見ていた周りのキャストは_
"新人の高橋美涼は沼が深い"
満場一致でそう思ったのであった
挨拶を済ませた美涼は、世間話や趣味の話など女性が振る話題を常に笑みを浮かべながら聞いていた
『使った分のお金は…
ちゃんと払わなきゃダメだよ?』
美涼は女性に対してやわらかく言った
初めは客とキャストの間柄で敬語で話していた
会話する内に女性が砕けた口調でいいと言ってきたので美涼は敬語を外した
「わかってるんだけどねぇ」
"やめられないの"
女性は甘えた口調で美涼に言った
『じゃあ風俗で働く?』
それに対して美涼は笑顔で現実を突き付けた
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作者名:おりたん | 作成日時:2021年11月6日 22時