雨男 ページ41
この時にちょうど雨が降ってきたので明司はビニール傘を美涼に向けてさした
『私だけっていうのは…申し訳ないよ』
自分以外は雨に濡れている事を指摘して美涼は申し訳なさそうに言った
明司武臣「美涼は女だろ」
"風邪引かれたら困る"
そう言って明司は美涼に微笑んだ
昔_
"お前は日本一の雨男だ"ってよ
今もそうだな…
灰谷竜胆「日本のkawaiiで殺されたんだから本望だろ」
美涼のファッションを見せびらかすようにして竜胆は敵の前で堂々としていた
明司武臣「お前らの若頭はうちのお嬢が首取ったぜ」
美涼に傘を差し出して余裕な表情で明司は告げた
三途春千夜「てめぇらは弾丸一発で終わらせねぇよ」
既に敵をひれ伏している三途は拳銃から弾丸の補充を行っていた
鶴蝶「ヤクのルートを吐いてもらう」
若頭が使用した薬の経緯を聞き出そうと鶴蝶は考えていた
『私も加勢する!』
殺伐とした空気の中で美涼は口を開いた
明司武臣「お嬢は黙ってろ」
お嬢という呼び方をしたのは美涼の事を指していた
明司武臣「その格好動きずれぇだろ?」
美涼の格好を再確認して明司は気を使って言った
明司武臣「たまには守られてろ」
そう言って明司は美涼の頭を優しく撫でた後に三途たちに続いた
美涼を除いた最高幹部のメンバーは_
敵の若頭の部下を梵天の力を持って一瞬で片をつけた
梵天を敵に回す者は容赦なく惨殺したのであった
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作者名:おりたん | 作成日時:2021年11月6日 22時