暗器 ページ40
「I'ris」
若頭の隣にいる側近は美涼を通り名で呼んだ
「若に気に入られて光栄だと思えよ」
若頭の側近は美涼を見下ろして言った
「お姉さんさー」
"人を見た目で判断しちゃダメだよ"
「僕が可愛いからって安易に助けちゃ…メッ!だよ」
自称美少年と名乗る男は美涼に甘えた口調で話した
『見た目詐欺かよ…』
私のはコスプレだけど…
こいつはガチでヤベェ奴だな
それからと言うものの男は此方が聞いてもいない事まで喋り倒していた
ベラベラと喋る男に美涼はいい加減に嫌気が差した
『坊や』
美涼は目の前にいる少年を呼んだ
『さっきの台詞だけど_』
"そっくりそのまま返すよ"
ゴスロリの格好をした美涼は手に持っていたパゴダ傘を男に向けた
明司武臣「この前…鶴蝶に頼んでおいたやつか」
一見ファッションの一部のように見える傘は実は武器であった
灰谷蘭「美涼の新アイテムじゃん」
傘の先端部分から毒針を出してそのまま男に向かって投げた
『よく喋る男は嫌いかな…』
"
美涼は冷めた目で男を見下ろした
予め傘に毒針を仕込んでおいたのだ
こうして美涼は暗器を用いて敵の若頭を殺害した
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作者名:おりたん | 作成日時:2021年11月6日 22時