素人 ページ14
羽宮一虎「美涼とだったら子育ても悪くねぇかも」
呟くように一虎は小声で言った
羽宮一虎「お前って今フリー?」
赤ん坊を抱いている美涼に問いかけた
『うん?』
美涼は何の質問か分かっていない様子だった
羽宮一虎「彼氏いるかって聞いてるの」
鈍感な美涼に対して一虎は今度は直球で聞いた
『いないよ』
問いかけに対して即答で答えた
羽宮一虎「じゃあ立候補する」
『えっ?』
美涼は頭に疑問符を浮かべた
「俺…」
"美涼が好きだから"
そう告げた一虎は美涼に微笑んだ
松野千冬「授乳?」
千冬は2人とは離れた所でスマホを見て頭に疑問符を浮かべていた
羽宮一虎「千冬…他人の子どもだぞ」
"美涼にさせる気かよ"
盛大に勘違いをしている一虎は千冬を見ながら言った
松野千冬「違ぇよ!トリセツ読んでただけだよ!」
スマホで子育てについて調べていた千冬は一虎の発言に声を荒らげた
『2人とも静かにして』
美涼は一虎と千冬に対して言った
『この子が起きちゃう』
美涼は自分の腕の中で心地よく眠っている赤ん坊を優しく撫でた
それから3人は子育て素人同士で何とか一日を乗り切った
「美涼!」
友人は勢いよく名前を呼んだ
「あの二人めっちゃイケメンだけど…
どっちかと付き合ってんの?!」
食い気味で美涼に対して聞いた
『付き合ってないよ』
一言やんわりと笑顔で否定した
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作者名:おりたん | 作成日時:2021年11月6日 22時