【名前変換】先輩に恋をしました。【オリジナル】

No.26 ページ26

A「・・・はぁ・・・」

合奏中私は小さくため息をつく。







理由はトランペットパートのハーモニーがあまりに成ってないからである。

ふと、（人5）がこっちを見た。
『どうしてため息？』
と、口パクで問う。


それに対して私は
『いや、別に。』
と、ジェスチャーして見せる。


だからといって、トロンボーンも完璧という訳ではない。


ユニゾンが苦手なパートだと思う。
スライドが一人一人違うから。
と、私は思う。
私もトロンボーンを始めたばかりだからスライドがずれることも屡々。
そのせいでユニゾンがよくずれる。
私のせいで。




人のことは言えない。






だけど、合奏は好き。
パート練の次に好き。




音が混ざってそして、曲になる。

その曲をどう変えていくかは先生しだいだけど。
音楽のそう言う所が私は好き。





気付くと音楽室が笑いに包まれていた。
理由は・・・

朝田「お前、1年にまた任せんのか？始めたばっかの1年に？」

（人3）「違います・・・」

朝田「だったらもっと吹け！ショボいぞ！」

（人3）「はい。」

このやり取りにあった。
でも私はこのやり取りが嫌いだ。




確かに私も笑っているが、内心（人3）さんだけではないのでは？
と、思っている。



（人3）さん自身も『最近俺の扱いが酷い。』と言っていたほどだ。



ホント、よくわからない。

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