[鬼滅の刃] 虫酸が走った。

24、再び ページ25

「…………………祐………………。」

へ？


「“田辺 祐”って知ってますか？」

！？

“田辺祐”

――――――それは………………祐兄のことだった

「炭治郎君が………………なんで…………祐兄のことを………………、」

「やっぱり知ってるんですね……………。
………………ある人達が祐さんとAさんについて話ていたんですよ。滅病がなんとかとか」

滅…………病…………

再びあの最終選別を思い出してしまった

「…………………滅病について…………何か…………言ってた？」

乗り出して聞いてみると

「……………Aさん………………。顔…………大丈夫ですか？」

「え？」

どういうことだ？

「いや、あのなんというか、今にも人を殺してしまいそうな顔を………」

「ヒッ！ごっめん！」

なんということだ!！

後輩にこんなところ見られてしまった

なんと言い訳しよう

なんと言い訳しよう………

「大丈夫です…………。滅病については何も聞いてなませんがAさんも滅病と聞きました。」

炭治郎君やっぱり優しいなぁ

なんとなく優しい気配がするんだ

「そうなんだよ。私も滅病なんだよ…きっと不死の病だと思う………………。」

「………………。きっと大丈夫ですよ。治せるように僕も協力しますから。」

やっぱり炭治郎君は絶望的位置にいても救いを探しているなぁ………………

そう感心しながら

帰ることにした

炭治郎君はまた来てくださいと言ってくれた

………………………。

はぁ………………辛いなぁ………………。









――――――――――――――――――――――――









(Aさん………………いつ匂っても苦しそうな匂いをしてるんだ………………。滅病……………。どんな病気なんだろう……………。善逸なら知っているかな……。)

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