30.嫉妬深い ページ30
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結局その後、臣はまだ眠かったらしく
私を抱きしめたまま寝息を立て始めた。
しっかり目の冴えてしまった私は、
後ろから感じる温もりを離したいとも思えず、
結局ベッドに横たわったまま携帯を弄る。
今日の夜には侑と一緒に兵庫へ一旦帰省する予定。
まだ荷造りしてないから、午後にはここを出ないといけない。
かつての先輩である赤木さんから
バレー部LINEにメッセージが入っていて、
侑と私が戻るなら、集まって飲もうや、とのことだった。
行きます、と返事を打っていると、
腰に回された手の力が今日1番強くなった。
「いだだだだだだ」
「…男」
「いや、まあそうやけど、これバレー部やしさ…？」
「ってかお前兵庫帰んの？」
「あ、うん今日の夜に」
「聞いてない、やだ」
「やだじゃな…っいだだだっ何か出る！腸的な奴出る！」
臣って案外嫉妬深いタイプだったのか、知らんかった…。
臣は「やだ」と駄々をこねるように、
私の肩に顔を埋めている。あざとい。
キッツイ締め付けの中、くるりと向きを変えて
臣の頬を両手で挟む。
尖っている唇を摘むと、眉間にシワが寄って笑ってしまった。
「すぐ帰るよ」
「……いつ？」
「明後日。待てる？」
「舐めてんのか」
まだ何か言いたげな唇に口付けて黙らせると、
臣の目が一瞬点になって、すぐに顔が赤くなった。
………昨日はもっと
「臣くん照れてやんのー」
「ニヤニヤすんじゃねぇ馬鹿」
「馬鹿は傷つくわ、言うんやったら阿保にして」
「思考が馬鹿」
って、こんなこと言うてんのに、臣くん耳は真っ赤やけど。
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しょーゆ - 好きです。もう何十回と読んでますが毎回キュンキュンします。 (8月28日 21時) (
レス) @page23 id: 3bdb915083 (このIDを非表示/違反報告)
そらまゆ🌸🍓 - んにゃー！！！！臣くんかっこかわよい！！！！あ、すみません。コメント失礼します。主さん、このお話、最高です！！！何回も読んでも飽きないです！ (2022年4月30日 19時) (レス) @page45 id: 7272f2ecda (このIDを非表示/違反報告)
葵梗花(プロフ) - れんさん» 詳細をお聞かせいただければ幸いです。よろしくお願い致します。 (2020年12月26日 13時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
葵梗花(プロフ) - れんさん» こちらの方が半年以上も遅くなってしまい申し訳ございません！！占ツクに戻ってきたのが数日前で、やっとの思いでお返事書かせて頂いております。本当に申し訳ございません。さっそくボードに行かせて頂きます。お返事はいつでも大丈夫ですので、余裕が出来た時にでも (2020年12月26日 13時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 星蘭さん» コメントありがとうございます！そんなこと言っていただけて嬉しいです…！また番外編も考えてみます！^_^ (2020年10月12日 22時) (レス) id: c0cfdfe5c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れん | 作成日時：2020年4月6日 22時
