貧血にはご注意 ページ4
貴方side
『やっと終わった…なげーよ…』
(人1)「何のために大学来たのよ…」
『こんな長いとは思ってねーよ』
まあ、就職するよりはマシか。
『で? マイクラいつからするんだ?』
(人1)「まだ準備とかしたいし…まだいいんじゃないかな?」
えぇ…やりたかったな…。
(人1)「それまでは何か簡単なスマホゲームとかやらない?」
『まあ、普通はそうだよな。了解』
スマホゲームねぇ…。
何か面白そうなの探してみるか。
(人1)「あ、そうだ。私マイク新しく買うの。だから、先帰ってて」
『分かった。また貧血とかで倒れるなよ?』
高校生の時、梓はよく貧血で倒れてた。
(人1)「大丈夫よ!最近調子良いし!何かフラグ立ってそうで怖いけどw」
絶対倒れるパターンじゃねぇか。
(人1)「じゃ、買ってくるね〜!」
全く、世話が焼ける奴だ。
帰り道。
家から大学が近いのが利点だ。
だから普通に歩いて通える。
運動にもなるしな。
そんな事を考えて、曲がり角を曲がると、向こうにフラフラしている人が見えた。
様子がおかしいのはすぐに分かった。
あの様子は何回か見たことがある。
梓が貧血の時、あんな様子だった。
すぐにその人の元へ行く。
肩をトントンと叩いて、
『なあ、大丈夫か?』
声を掛けてみる。
こっちを向く。
顔が白い。やっぱり貧血か?
俺よりも背が少し低い男だった。
?「だいじょうぶ…じゃないです…」
と呟いて、俺の方へ倒れてしまった。
『おい!? しっかりしろ!』
…病院までの事じゃないし、家に連れて帰ろう。
家が近くて良かった。
さて、どうやって運ぼう。
まだ俺にもたれかかったままだ。
普通におんぶか。
『よいしょっと…軽っ』
コイツちゃんとご飯食べてるのか?
目を覚ましたら何か食べさせよう。
知らない男を背負って家に向かう俺って何なんだ。
家に着いて、ひとまず靴を脱がす。
それから、俺の部屋へ運ぶ。
すぐ近くにあったソファーにそっと寝かす。
毛布を出して、かける。
そこまですると、一気に疲れがきた。
『シャワー浴びよ…』
部屋着を持って、シャワーを浴びる。
あの男にご飯作ってやらないとな。
45人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白黒猫(プロフ) - ぁゅさん» ご指摘ありがとうございます。少しずつ手直しをしているので時間がかかるかもしれません。 (2017年1月28日 16時) (レス) id: 7056daeb75 (このIDを非表示/違反報告)
白黒猫(プロフ) - ぁゅさん» どのへんが変わらないのか教えていただけますか? (2017年1月28日 16時) (レス) id: 7056daeb75 (このIDを非表示/違反報告)
ぁゅ - 白黒猫さん» 実況者名とか変わらなくないですか? (2017年1月28日 15時) (レス) id: a1d1edfed6 (このIDを非表示/違反報告)
白黒猫 - ご指摘ありがとうございます。博多弁をもっと勉強してこようと思います。これからは「〜けん」と「〜と」の区別をしっかりつけたいと思います。また、いつも読んで頂きありがとうございます! (2016年12月5日 23時) (レス) id: 9c02e39d5e (このIDを非表示/違反報告)
栗どら(プロフ) - 〜けんは使い方違うと思いますよ。あのセリフだと「何作ると?」だと思います。急にすみません!いつも楽しく読ませていただいてます。これからも頑張ってください! (2016年12月5日 23時) (レス) id: cb6f666e17 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:白黒猫 | 作成日時:2016年10月16日 22時