121 ページ21
呟くように、口を開き
少し長めの前髪から
覗く目がしっかりとこっちに向いたのがわかり、
ごくっと唾を飲む。
東「…俺さ、
お前のことずっと
幼馴染だって思ってたんだけど…さ
その…
あーもう!」
突然大きな声をあげて立ち上がり
自分の髪の毛を右手でぐしゃぐしゃにしたかと思うと
私の前に立ち直し、
自分の髪の毛に触れていた右手を
私の頭の上に乗せ
東「すき」
今度は私の髪をぐしゃぐしゃと乱した。
『正義…痛いよ』
東「あ、ごめん…」
手を下ろしたのを確認し
チラッと正義の方を見ると、
顔を真っ赤にして左手で口元を隠していた。
『正義』
私が名前を呼ぶと
赤いままの顔がこちらに向く。
キラキラと髪が太陽の光で輝いて見える。
『好き』
私の言葉を聞いてすぐふわっと
正義の家の柔軟剤の香りで
包まれた。
東「付き合ってください」
『喜んで』
私がぎゅっと強く彼を抱きしめると
今度は彼が
東「痛い…」
と笑い、身体は自然と離れた。
1738人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「道枝駿佑」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
穂花 - とてもいい作品だなと思いました!これからも自分に自信を持って頑張ってください!応援しています。 (2022年8月5日 0時) (レス) @page24 id: 18243f33fb (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - 完結おめでとうございます。大好きな作品だったので、終わってしまい寂しいですが、次の作品を楽しみにしてます。ありがとうございました。 (2019年8月23日 0時) (レス) id: c7fe74cb0a (このIDを非表示/違反報告)
Mirai(プロフ) - 私は夢小説大好きで200作くらい読んできたんですけど、その中で1番文才がありました!またみっちーオチの書いてください! (2019年8月15日 0時) (レス) id: e75f75ab25 (このIDを非表示/違反報告)
Runaaaaa(プロフ) - まちゃさん» ありがとうごさいます。こちらこそ、最後まで見ていただきありがとうございます。声援のおかげでございます。そんなお言葉を頂けて幸いです。何度も言わせて頂きますが、本当にありがとうございました。 (2019年8月5日 22時) (レス) id: 06d7182586 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - 完結おめでとうございます。そして最後まで書いていただきありがとうございます。俺スカに出会えてこの作品に出会えてほんとによかったです。毎回更新されるたびとても幸せでした。本当にお疲れ様でした!! (2019年8月3日 8時) (レス) id: 56f3ab45fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Runaaaaa | 作成日時:2019年7月22日 9時