オレのカノジョに近づくヤツ、全員お断り

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◇ラウールSide◇




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佐久間「…彼氏がね(笑)やばいのよ」








・・・か、


ラウ「彼氏…！」










うわああああそうかーーーーー




…まああれだけオーラがあったら、そりゃ学校でも絶対モテるか・・・











それにしても



名前を知れた同じ日に









彼氏がいることも発覚するなんて…














佐久間「この間もいたのよ、Aに一目惚れして


昼休みに堂々と告白したヤツが(笑)」




ラウ「ええぇー…」










そいつ、ガッツあるなぁ…









佐久間「彼氏、照っていうんだけどさ、


スゲー人相で『なんだアイツ』ってキレててさー(笑)」









その時のことを思い出したのか




ケラケラと楽しそうに笑う佐久間くんは











ボクが今日をもって、プチ失恋をしたことに



気づいてすらいない



















佐久間「でもそいつ男気あってさー


次の日照のとこに謝りに来て、逆に気に入られてたわ(笑)」




ラウ「すご…」










ボクにはそんなのムリ、絶対














佐久間「ってなわけで、照はヤキモチプンプン丸だから、絶対敵に回さない方がいい(笑)」




ラウ「プンプン丸、古いっすよ佐久間くん…」




佐久間「ええ！」












今佐久間くんと目を合わせて笑ってるボクは





高校1年生の夏、


あっけなくプチ失恋をしたわけだけど、














　




・・・まさかAさんに堂々と告白したヤツが





中学からの大親友で、今は違う高校のめめだって知ることになるのは










　








　











まだ・・・少し先の話



















　









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危険人物その３ -RAUL- ◇Fin.◇





　

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