オレのカノジョに近づくヤツ、全員お断り

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◇目黒Side◇




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目黒「すいません、ちょっとトイレ行ってきます」



深澤「あいよー」










サッカー部に体験入部させてもらったけど





中学でもやってたし、他の部活は見ずにサッカー部に決めようと思う













つーか、心はもうサッカー部に決まってるし…













小走りでトイレに向かう途中に





テニスコートを横切る










…あ、担任の向井先生だ















テニス部の顧問なんだ、って思った瞬間













　










　

・・・あの人と、目が合った

















　


　


「…蓮くん！」









こっちに気づいて駆け寄ってきてくれて






フェンス越しに手を振ってくれたAさん
















・・・可愛すぎないか？














しかも







いつもめめって呼ばれてるから






蓮くん、って呼ばれ慣れてない俺は




嬉しさに心臓が破裂しそうだ
















太陽の下、



キラキラしたAさんの笑顔は








この前会った時よりもさらに輝きが増している気がするのは



やっぱり俺が…惚れているからなのだろうか

















目黒「お久しぶりっす」










・・・って



全然、久しぶりじゃねーだろ
















俺的には会えない時間が長く感じただけで




実際は1週間しか経ってないわけだから…
















「どう？学校慣れてきた？」




目黒「はい、おかげさまで」




「部活は決まったの？」



目黒「はい、サッカー部にしようかなと」



「いいね〜、テニス部もよかったら体験に来てみて…あっ、私戻るね」



目黒「あ、はい…！ありがとうございました」









向井先生に名前を呼ばれて


くるりと踵を返してボールを打ちにコートの中に戻ってしまったAさん







　






　













…テニス部にしよーかな、俺














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