【募集開始】獣人殺戮戦闘軍【軍パロ】

世界線説明２ ページ3

、


７月１１日の雨は主にアジアやアフリカで降ったらしい


紅雨に触れ、硬直した人々は
その後すべて死亡が確認された


日本での被害死亡者は約３２万人
世界では約２億８００万人


専門家が紅雨の成分を調べたところ

酸性雨に似ているが、
今まで見つかったことのない成分が
含まれており
正体はいまだにわかっていない


国連は異常気象による災害として
この事件を結論付けた




しかし約２か月後の９月７日

今度はヨーロッパを中心に

また空が紅雲に覆われ
紅雨が降った

だが、２か月前のことを心に刻んでいた人類は
建物の中に入るなどして
自身に身を守った


対処法が分かった人類は
一瞬安堵の息を漏らした

　

だが、悲劇はこれでは終わらなかった


紅雨が降った２日後
それは降ってきた

降ってきたというよりは
下りてきたというのが正しいだろう



黒いローブを身にまとい、
鋭い鉤爪をのぞかせたそいつは、
地上に降り立つと


手当たり次第に人間を食べ始めた





正確には食べてはいない

嚙みちぎる→噛む→吐き出す

を繰り返していた




人類はこの怪物たちになすすべもなく

ただただ残虐に殺されていった


怪物たちは約３日ほど地球で食殺行為をした後

空へと帰っていった



その後、何年にもかけて



紅雲が空を覆う

紅雨が降る

その2、3日後に怪物(アンデット)
が下りてきて人間を食殺していく

アンデットが空へ帰る

紅雲が晴れる



これを繰り返した


紅雨からは建物に入るなどして身を守れたが

アンデットからは逃れられなかった

隠れても見つけられたら終わり
人類はなすすべもなかった





しかし、ある時、

名も無き科学者が気が付いた


「アンデットは、人間にしか興味を示さない」


アンデットの近くを動いた犬に
アンデットが興味を示さなかったことで

その説が建てられた


すると世界各地から同じような事例が次々と挙げられた



そこで国連は、異例の実験をすると言い出した




それが


『人間獣人化計画』



人間に動物のＤＮＡを取り込ませ
獣人にするというものであった


人間以外には興味を示さないこと
を証明するための実験らしい



案の定人権迫害だとか、
動物愛護に対する意見が多く寄せられた


しかし、人類にはもうその道しか残されてはいなかった



苑で実験体となる人間が
立候補と生贄の２パターンで募集された

立候補は立候補した本人に多額の報酬が
生贄は生贄として差し出された人に報酬が
送られた

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