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呪い____Faust ページ9

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雲ひとつなく広がる快晴の今日。
大分此処の生活にも慣れた私は、廊下を通り縋ったミスラに丁度良いところに、と腕を掴まれ、彼が頼まれていたであろうおつかいに行く事になってしまった。



「 なんで私が… 」



どうやら北の国の魔法使いと中央の国の魔法使い達は晶さんと共に北の国へ祝祭を行う為に遠出をするらしい。



「 因みにこのおつかいは誰に頼まれていたんですか? 」



と聞けば



「 誰だったかな…昨晩ブラッドリーとオーエンと話したせいで忘れました 」



なんて返ってきた。



お願いしますと言って階段を降りられてしまい、残されたのは私と手の中にある買い物リスト。



「 まぁ、暇だし… 」



もう随分と見慣れた道を通り、街へ行く為魔法舎から出ようとすると、再び誰かに腕を掴まれた。



「 もう、ミスラ、今度はなんで____ 」



「 ミスラでは無い…僕だよ 」



私の腕を掴んでいたのはファウストだった。



「 すみませんファウスト、何か御用ですか? 」



そう問えば、ファウストの目はスっと細くなり私を見据える。



「 街へ行くつもりなのか?君ひとりで、」



「 はい、おつかいを頼まれたので 」



ファウストは溜息をつくなり察した様子で「 ミスラか… 」と呆れる。どうやらミスラにおつかいをお願いしたのはファウストだったようで。それも呪いの為に使う毒蛇の頭が買い物リストに入っている。



「 僕は随分前にお願いしたんだがな…遅いと思ったらまだ行って無かったのか 」



「 確かブラッドリーがミスラの部屋から買い物リストを見つけたらしいです… 」



「 まぁ、こうなることは予想していて今日街に行こうとしたんだ…そしたら君が見覚えのある紙を握り締めながら前を通るものだから 」



君は魔法舎に戻りなさい なんてファウストが言うけれど、せっかくおつかいに行く気になった私はそう簡単に引き下がれなくなっていた。



「 わ、私も一緒について行っていいですか! 」



ファウストの目を見て訴えるが、彼は帽子の唾を抑えながら首を振る。



「 駄目だ…毒蛇を売っている店は強力な魔法使いの店なんだよ。フィガロ程の魔力を持っているんだ。それにそいつはとても短気でね 」



「 じゃあフィガロに頼むのは… 」と聞くと「 無理だ 」と即答。どうしても、フィガロには頼みたく無かったらしい…

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rufu(プロフ) - No.3さん» お返事遅れてしまい申し訳御座いません…!ありがとうございます!モチベになります、嬉しいです…! (2023年1月29日 0時) (レス) id: e99adfba6e (このIDを非表示/違反報告)
No.3(プロフ) - カインが天才的にイケメンしてる…書き方上手ですね!! (2022年7月7日 7時) (レス) @page26 id: 5d07dd0044 (このIDを非表示/違反報告)
rufu(プロフ) - *ゆきうさぎ*さん» お返事遅れてしまい申し訳御座いません…!ありがとうございます!とても嬉しいです…!更新も出来ればと思っています。ありがとうございます…! (2021年6月14日 22時) (レス) id: ec4581993d (このIDを非表示/違反報告)
*ゆきうさぎ*(プロフ) - すっごく好きです…!!最近まほやくにハマったのですが、まほやくの夢小説ってなかなかなくて…。更新いつまでも待ってます…! (2020年7月14日 14時) (レス) id: f13975ef27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rufu | 作成日時:2020年2月16日 2時

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