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＿＿＿＿
「 ……今、なんと？ 」
「 え、えっと。シーシャを吸ってみたいです！水タバコ、ずっと大人っぽくて憧れがあったんです！ 」
私の言葉を聞くなりシャイロックは瞳を丸くして瞬きを繰り返した。そして目を伏せたと思えば、私を視界に入れてまた微笑んでいる。
「 あ、ご迷惑なら全然…「 良いですよ 」」
「 可愛らしくてつい、すみません。勿論良いですよ。私が使い方を教えますから、それに従って頂ければ 」
「 シャイロック…！ありがとうございます…！ 」
＿＿＿＿シャイロックの許可を得て、彼から用途を教わった。初めにシャイロックがお手本を見せますと言って、シーシャを吸って、煙を吐き出す。
「 ……っ、」
分かってはいるが、シャイロックの艶やかな仕草と美しい端正な口元から煙が線を引くその光景に、思わず目を逸らしてしまいそうになった。
「 では、今の私のように真似してみてください。不安でしたら出来る限りサポートします 」
「 分かりました…！ 」
パイプをシャイロックから受け取って、先程の彼の手順を脳内で思い出しながらパイプを口に咥える。こうやって、さっきシャイロックが咥えたみたいにして、中の液体を吸っ＿＿＿＿
( シャイロックが、咥えた…？ )
「 …あｯ、けほっ、けほっごほっ！？っぁ 」
「 っ！？A！？ 」
シャイロックは吃驚しながら私の傍に寄って、背中を優しく擦る。何度か咳をする私の顔を、酷く心配そうに綺麗な顔が覗き込んだ。
「 大丈夫ですか！？申し訳ありません、私の教え方が不十分でしたね 」
「 ち、ちがいます。違うんです、シャイロック… 」
「 …？では何故 」
「 あ、えっと…あの、吸ってる時に、その、このパイプ、さっきシャイロックも咥えてたんだって気付いたら、慌ててしまって…ごめんなさい、、」
「 ……………………… 」
未熟で子供すぎる自分が恥ずかしくなって、シャイロックの顔を見る事が出来ずに俯いてしまう。彼の返答を震えながら待っていると、そっと、割れ物を扱うように私の顎に彼の手が添えられて上を向かされる。
「 シャイロック、ごめんなさっ、ｯぁ… 」
目線を上げた先、視界一面に彼の顔が、いじらしそうに微笑んで、唇がそっと重ねられた。彼なのか、シーシャなのか、口内に香りが広がる。
「 ＿＿＿＿全く、貴方は本当に、」
＿＿＿＿いじらしいひと。
続く
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rufu(プロフ) - No.3さん» お返事遅れてしまい申し訳御座いません…！ありがとうございます！モチベになります、嬉しいです…！ (2023年1月29日 0時) (
レス) id: e99adfba6e (このIDを非表示/違反報告)
No.3(プロフ) - カインが天才的にイケメンしてる…書き方上手ですね！！ (2022年7月7日 7時) (レス) @page26 id: 5d07dd0044 (このIDを非表示/違反報告)
rufu(プロフ) - *ゆきうさぎ*さん» お返事遅れてしまい申し訳御座いません…！ありがとうございます！とても嬉しいです…！更新も出来ればと思っています。ありがとうございます…！ (2021年6月14日 22時) (レス) id: ec4581993d (このIDを非表示/違反報告)
*ゆきうさぎ*(プロフ) - すっごく好きです…！！最近まほやくにハマったのですが、まほやくの夢小説ってなかなかなくて…。更新いつまでも待ってます…！ (2020年7月14日 14時) (レス) id: f13975ef27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rufu | 作成日時：2020年2月16日 2時
