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そしてパーティ当日。
グランヴェル城に着くなりメイドさん達に囲まれて別の部屋へと連行されてしまった私は今現在鏡の前に立つ自分の姿を見て絶望しています。
「 良くお似合いですA様 」
私の身体が纏っているのはAラインの赤いドレス。所々にレースが付いていてとてもお洒落で素敵なのだけど、だけど…………
( いや、私ドレス着るなんて聞いてないんですけれど！！！！)
一緒に行く中央の国の魔法使いたちと晶さんもいつもと変わらない服装だったから、私も特にいつもと変わらない服装で来たのに………どうして。
「 と、とても有難いお言葉をありがとうございます、ですが、あの、来てきたお洋服じゃダメですかね………？ 」
「 あら、何故ですか？とても素敵ですよ。せっかくいらして下さったのですから、思い切り着飾ってみるのも悪くないでしょう？ 」
「 で、でも私こんな肌を晒した服………… 」
チラッと鏡の中の私を見るなり、あまりにも自分が着ないドレスとそれを身に纏う自分の姿に羞恥心で顔が熱くなる。
先程から私を褒めて下さるメイドさん達も、お嫌でしたら無理にとは言いませんよと眉を下げながら言ってくださって、
( せっかく着させて貰って申し訳ないけれど……… )
と、来てきた服に着替え直そうとした時だった。
「 A、そろそろパーティが始まるんだが、もう準備は出来たか？ 」
ノックと共にドア越しからカインの声が聞こえた。
「 えっ、あ、ちょっと待「 準備出来ておりますカイン様 」？？？？？？！？！？」
「 そうか！ 」
何故かメイドさんに遮られてしまった挙句、発せられたその言葉に私は混乱しては首を左右に振った。
「 大丈夫ですA様。よくお似合いですから、もっと自分に自信を持っても良いかと 」
そう言いながら微笑むメイドさんに、やっぱり私は首を縦に振ることしか出来なくて
「 …………お待たせしてごめんなさい 」
開かれたドアの前に立っていたカインにそう言う。
「 嗚呼！……っと、悪い、触れないとAの事が見えないんだった 」
そう言って差し出されたカインの右手に、私は触れる事を躊躇ってしまった。
( こ、このまま私のことは見えなくてもいいのに……… )
「 ……？A？そこにいるんだよな…？」
探るように空中を彷徨うカインの手は、私の肩に置かれてしまった。
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rufu(プロフ) - No.3さん» お返事遅れてしまい申し訳御座いません…！ありがとうございます！モチベになります、嬉しいです…！ (2023年1月29日 0時) (
レス) id: e99adfba6e (このIDを非表示/違反報告)
No.3(プロフ) - カインが天才的にイケメンしてる…書き方上手ですね！！ (2022年7月7日 7時) (レス) @page26 id: 5d07dd0044 (このIDを非表示/違反報告)
rufu(プロフ) - *ゆきうさぎ*さん» お返事遅れてしまい申し訳御座いません…！ありがとうございます！とても嬉しいです…！更新も出来ればと思っています。ありがとうございます…！ (2021年6月14日 22時) (レス) id: ec4581993d (このIDを非表示/違反報告)
*ゆきうさぎ*(プロフ) - すっごく好きです…！！最近まほやくにハマったのですが、まほやくの夢小説ってなかなかなくて…。更新いつまでも待ってます…！ (2020年7月14日 14時) (レス) id: f13975ef27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rufu | 作成日時：2020年2月16日 2時
