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その手があったか…!!
魔法って本当に便利だなあ…とつくづく実感しながら歓喜に満ち溢れた気持ちでスノウを見る。



《 ノスコムニア 》



スノウが呪文を唱えるなり、手元の報告書がみるみる風をまとって乾いていく。乾くだけでなく、元通りに文字が並んでいた。



「 凄い…本当に何から何までありがとうございます!! 」



「 力になれたのなら我も嬉しいのう 」



こちらを見て笑っているスノウにお礼がしきれない。彼が通りかかっていなかったら、私も報告書の身も危うかったはず。



と考えていると



「 ほれ、」



スノウが手を広げてそう言った。



「 ……? 」



「 お礼ならこれをしてくれれば嬉しいのじゃが… 」



「 …!?あぁ、心を読んだんですね… 」



そう言えばスノウとホワイトは心を読んだり予知したり出来るんだっけ…



「 今日はホワイトとは別々に行動する日じゃし、二人きりでいられる日は中々ないからのう 」



そう言っては満面の笑みで手を広げて待っている。
うう、スノウは顔が整ってるから何だか凄く擽ったいというか恥ずかしい…



「 A、おいで? 」



「 うっ、じゃ、じゃあ… 」



ぎこちなくスノウへと近づくと、グイッと腰を引かれ抱き締められる。わ、なんか落ち着く…



「 暖かいのう… 」



「 ふふ、スノウに抱き締められると安心感があります 」



何だか本当におじいちゃんに抱き締められてるみたいで… 眠くなってきそう。



ふと、そう思えばスノウは押し黙ってしまった。
そのまま無言で私の髪を耳に掛ける。



「 ……スノウ? 」



どうしたのかと顔を上げてスノウを見れば
流し目で私の顔を見て ふっ、と笑うなり



ちゅ、と耳元でキスをされた。



「 っ!?な、何して… 」



「 Aがいけないもんね、おじいちゃんじゃないもん 」



可愛らしい表情で頬を膨らませている。
そっか、心が読まれてるんだった…



「 顔を真っ赤にしおって… 」



「 えっ、真っ赤じゃないです!! 」



「 耳まで赤いのう… 」



そう言って面白そうに先ほどキスを落とした所を指で撫でられる。



「 ……す、すのう、、」



「 Aよ、あまり油断していてはいかんぞ…特に北の魔法使いの前ではの 」



人差し指を立てて口元に当てるスノウに
促されるように頷く。



ふとスノウの耳元を見れば、彼も負けないくらい赤く染まっていた。

躊躇い____Bradley→←ギブアンドテイク____Snow



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rufu(プロフ) - No.3さん» お返事遅れてしまい申し訳御座いません…!ありがとうございます!モチベになります、嬉しいです…! (2023年1月29日 0時) (レス) id: e99adfba6e (このIDを非表示/違反報告)
No.3(プロフ) - カインが天才的にイケメンしてる…書き方上手ですね!! (2022年7月7日 7時) (レス) @page26 id: 5d07dd0044 (このIDを非表示/違反報告)
rufu(プロフ) - *ゆきうさぎ*さん» お返事遅れてしまい申し訳御座いません…!ありがとうございます!とても嬉しいです…!更新も出来ればと思っています。ありがとうございます…! (2021年6月14日 22時) (レス) id: ec4581993d (このIDを非表示/違反報告)
*ゆきうさぎ*(プロフ) - すっごく好きです…!!最近まほやくにハマったのですが、まほやくの夢小説ってなかなかなくて…。更新いつまでも待ってます…! (2020年7月14日 14時) (レス) id: f13975ef27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rufu | 作成日時:2020年2月16日 2時

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