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青年、シャイロックに手を引かれて大きな建物の中へと招かれた。お城か何か…?と疑う広さに唖然しながら着いたのは大広間。



「 お、やって来たようじゃな! 」



軽やかに私の元へと小さな双子の子供が歩み寄って来る。



「 え、えっと…? 」



「 さぁさぁ、そう固くならんで良いぞ♪ 」



シャイロックからバトンタッチする様に、双子に両手を片方ずつ握られ椅子へと座らされる。ふと周りを見渡せば、沢山の人達が私を見ていた。いつの間に…?



「 集まってくれてありがとう〜!この子はついさっき俺が [ 大いなる厄災 ] を見に行ってたら 空から落ちて来た贈り物だよ!賢者様かどうかは分からない!けど、美しい月からの贈り物だからきっと良い事があるよ! 」



ムルはそう言って部屋を飛び回る。魔法使いってすごいな…元気だな…



「 貴方みたいに前向きな考えが出来るのが羨ましいですよムル。ですが、彼女も賢者様同様、元の世界への帰り方が分からないままです。皆さんが宜しければ、賢者様と共に、帰れる日までこの魔法舎に住まわせてあげようかと三人で話していた所なんです。ね、賢者様 」



「 はい、俺も同じ世界から来た人が居ると安心すると言うか、心強いと言いますか… ムルの言う通り、月からの贈り物だとしたら、今度の [ 大いなる厄災 ] で力になるかもしれません 」



私と同い歳くらいの青年…晶さんは此処に集う魔法使い達にそう言った。



「 そうだな… 追い出すなんて事はしたくないし、俺は賛成だ!皆んなはどうだ? 」



オッドアイの髪の長い青年がそう周りに問えば、四方八方から色んな声が飛び交う。



「 俺はどちらでも… 」



「 大歓迎だよ!女の子の洋服、仕立ててみたかったんだ〜! 」



「 また新しい仲間が増えるのは心強いです! 」



「 決まりじゃな 」



周りの意見を聞いて頷きながら、双子が私に言った。



「「 我らはスノウとホワイトじゃ 」」



「 他の魔法使いとはまた話した時に、名前でも何でも聞いて仲良くなると良い 」



「 個性は強いけど、皆んな優しい人なんですよ 」



晶さんが横から私に笑い掛けてくれた。



「 魔法使い達から紹介するのが礼儀ではあるが、そなたの名前を教えてはくれんかの…? 」



「 あ、はい… えっと 」



私は席を立って周りの魔法使い達を一人一人見渡しながら口を開けた。

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rufu(プロフ) - No.3さん» お返事遅れてしまい申し訳御座いません…!ありがとうございます!モチベになります、嬉しいです…! (2023年1月29日 0時) (レス) id: e99adfba6e (このIDを非表示/違反報告)
No.3(プロフ) - カインが天才的にイケメンしてる…書き方上手ですね!! (2022年7月7日 7時) (レス) @page26 id: 5d07dd0044 (このIDを非表示/違反報告)
rufu(プロフ) - *ゆきうさぎ*さん» お返事遅れてしまい申し訳御座いません…!ありがとうございます!とても嬉しいです…!更新も出来ればと思っています。ありがとうございます…! (2021年6月14日 22時) (レス) id: ec4581993d (このIDを非表示/違反報告)
*ゆきうさぎ*(プロフ) - すっごく好きです…!!最近まほやくにハマったのですが、まほやくの夢小説ってなかなかなくて…。更新いつまでも待ってます…! (2020年7月14日 14時) (レス) id: f13975ef27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rufu | 作成日時:2020年2月16日 2時

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