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「あ〜そやねん、急に倒れてなぁ。親父の偉大
さを知ったわ。マル、器用やから簡単に逃げ出しやがった。」
「(笑)。確かに、変に器用なとこあるな。」
「おい、マル怒るぞ？すぐに迎えに行く…と言いたい所やけど、マル、思い詰めてそうか？」
「え？ああ…そやな。」
「…どうしたもんかな。」
「…ほんならちょっと預かるわ。」
「え？」
「また連絡するし。」
戸惑いつつ、俺に任せると言って電話を切った亮ちゃん。心配やろうに、信用してくれたんや。
「たっちょん、すぐに迎えがくるん？」
「あ〜…まぁ、とりあえずラーメン食べへん？」
「え？いや、ええよ…帰るし…」
「まぁまぁ。行くで。」
無理矢理つれてきたラーメン屋。最初は話しかけてもあんまり答えてくれへんかったけど、ラーメンがおいしかったのか、夢中になって食べだした。
「おい、そんながっつかんでも。」
「たっちょん！美味しい！！」
急に満面の笑みでこっちを見てくるマル。
「お前、さっきまでの落ち込みはなんやってん？」
「ん〜…どっかいったな。」
「は？心配して損した。」
「たっちょん、ありがとう。今度は俺が救ってもーたな。…でも…たっちょんてそういう関係の人なん？」
「ん？いや、ちゃうよ。色々付き合いがあるってだけ。」
「めっちゃ怖かったで、たっちょん。でも、かっこよかった。」
「はぁ？そういうセリフは超絶美女から言われたいわ。」
「ははは！ほんまやな。」
「…ほんで？」
「ん？」
「なにしとってん。」
「…別に…」
急に暗い顔になる。こいつはほんまに表情豊かやな。
「夜に散策する趣味でも見つけた？」
「いや…頭の中…というか、心の整理がしたかっただけかな…」
「それで警護が邪魔になるわけ？」
「ん〜…１人になりたかったというか…まぁ…無茶なことしたなった。でも失敗。子どもみたいやな、俺。」
「…よし！わかった。」
「え？」
「無茶なことはあれやけど、ちょっと遊びに行くか。どこ行きたい？」
「え？えと…遊園地…？」
「(笑)、なんやねん、可愛いとこ出すなよ！」
「え？いや、じゃあ…居酒屋！」
「居酒屋ねぇ…オッケー！行くか！」
「え？たっちょん…」
「ほれ、立って！居酒屋だけじゃなく、色々はしごすんで！」
美味しいワインの店。逸品ものがうまい店。何を売ってんのかよーわからん店。２人でゲラゲラ笑いながら町を歩く。あとは…
「マル、観覧車行くか。」
「えー！たっちょんとふたりぃ？」
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orange(プロフ) - ありがとうございます！コメントをいただけてとてもうれしいです。更新、少しのんびりしますが、よろしくお願いします☆ (2021年4月24日 18時) (
レス) id: 7529fcda00 (このIDを非表示/違反報告)
akao(プロフ) - はじめまして^_^いつも更新楽しみにしています☆2人がどうなっていくのかワクワクしてます^_^これからも更新無理なく頑張ってください^_^ (2021年4月21日 19時) (レス) id: 078dcaab9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：orange | 作成日時：2021年3月21日 20時
