甘くて危険な恋… (ページ23)

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赤｢なあ、これからずっとここにおってよ｣

｢え…でも迷惑じゃ｣

赤｢迷惑ちゃうから言ってるんやで？｣

まあ

家に帰りたくないし

このままいてもいいのかな…。

けど…。

これって

浮気になったりするんかな。

…って

崇裕もしてるし

俺のことなんて

考えていないやろうし。

チラッて

携帯みたら

着信がきていた。

見たら

神ちゃんから電話。

…崇裕からはないんやね。

｢泊まる｣

赤｢え？ほんま？｣

｢うん！泊まる！｣

赤｢まじでぇ！？嬉しい！｣

ギュッて抱きつかれ

照れてしまった。

あかん

昨日から

しげに

ドキドキしっぱなし。

｢けど…彼女さんはよいの？｣

赤｢あー…実はなそれ元カノやねん｣

｢え？｣

赤｢ついこの間まで付き合ってたけど別れて…まだ片付けられなくてさ｣

｢そうなんや｣

赤｢未練タラタラで女々しいやつやろ？｣

｢そんなことないで、むしろ…彼女のこと好きだったんだなあって感じる｣

写真にうつる

2人は幸せそうで

なんだか泣けてきた。

崇裕は

俺のこと

どー思ってるんやろう。

たとえ別れたとしても

思い出を大切にしてくれるんやろうか。

赤｢望、悲しそうな顔してる｣

｢へ？あ、なんでもない…｣

そう呟いた瞬間

唇にキスをされる。

一瞬時が止まった。

｢し…しげ？｣

赤｢…おれが笑わせたる！しげのこと悲しい顔させたりせえへん｣

｢え…｣

赤｢…俺、望のことが好きになった｣

｢…へ？｣

赤｢…なあ俺と浮気しよ？｣

まっすぐな瞳で

俺をみつめてきたしげ。

そのまま俺を引き寄せ

キスをした。

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