甘くて危険な恋… (ページ18)

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紫side

いつからやろう。

俺がこんな風に

なってしまったのは。

黄｢崇裕？｣

｢ん？｣

黄｢神ちゃんからピンチってきたよ｣

｢お、サンキュ｣

黄｢また神ちゃんとこいくん？｣

｢どうやろな？今回はもしかしたら…｣

黄｢…望くん？｣

｢…かもな｣

黄｢そう…気を付けて｣

｢ありがとう、淳太｣

まじめに

淳太を愛してた。

けど
仕事が上手くいかなくて

イライラしていた時に

望と出会って

望にも惹かれて

付き合った。

淳太がいるのに。

バレたらあかんのに。

そんなスリルにハマってしまった。

そんな俺のことを

知ってても

ずっといてくれてる淳太。

｢ほんまごめんな？埋め合わせはするから｣

黄｢俺はええよ、慣れてるから。望くんにしてあげて？望くんは…慣れてへんってか知らないやろうし｣

｢…せやな｣

黄｢じゃ、またね｣

本来なら

こんなやつと

別れても良いはずなのに。

別れないのは

たぶんきっと

訳があるんやろう。

ピコンと

再びなった携帯。

詳しく話をきこうと

電話かけたが

繋がらない。

お取り込み中だったかな…。

しばらくしてから

電話がかかってきた。

緑『もう！いきなりかけんといてや！望くんといたのに』

｢あ、やっぱりそうなんや、でピンチとは？』

緑『…望くん、濵ちゃんが浮気してるの気づいたで？淳太くんと歩いてるのみたらしいわ』

…ああ

とうとうバレてしまったんや。

望きっと

泣きじゃくってたんだろうな。

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