甘くて危険な恋… (ページ16)

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｢はあ…｣

あれから

何時間たったやろうか。

気づけば外は真っ暗や。

｢はあー…頭いたっ｣

今何時やろ。

携帯を探していた

その時やった。

ピンポーン

緑｢のんちゃん！のんちゃん！｣

｢神ちゃん…？｣

緑｢のんちゃん！大丈夫？？連絡取れないから心配で…｣

神ちゃんが

焦ってる声が聞こえる。

どうしよ

涙目のままや。

けどこのまま

待たせる訳にはいかんから…。

｢神ちゃ…｣

緑｢のんちゃん！無事でよかった！｣

今にも泣きそうな神ちゃん。

ハグをされ

さっきまで引っ込みかけた

涙が溢れ出す。

｢神ちゃああん…俺もういややー！｣

緑｢のんちゃ…！？｣

いきなり泣き出した俺を

ギュッてハグをしてくれた神ちゃん。

｢んー…すっきりした｣

緑｢ほんま？よかった、あ、ココアつくったる！｣

｢ありがと…｣

緑｢あとこれ！タオル目にあてて？すっきりするから｣

｢ん…ありがとう｣

神ちゃんにきいたところに

よると

今は夜の23時。

流星と別れたのは

20じくらい。

つまり3時間くらい

泣いていたんやな。

神ちゃんと最後にLINEしたのは

17じくらいで

そこから連絡なく

電話かけてもでなかったため

心配できてくれたらしい。

緑｢はい、ココア｣

｢ありがとう…｣

緑｢…濵ちゃんとなんかあったん？話せそうになったら話してな？それまで待ってるから｣

ああ

なんて

優しいんやろう。

再び出始めてきた

涙を

ぐっと引っ込めて

さっきあったことを話した。

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