Week End 2 (ページ8)

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〃 kwkm ページ8

「…」

お昼頃のフリータイム。2人でソファを背もたれに床に座って各々ケータイを見たり、雑誌を見たりしていた

『なぁなぁ』

「はい？」

『三つ編みってどうやるん、』

「三つ編み…ですか？」

『うん』

コクっと頷く彼。今日の川上さんは動画のキレのあるツッコミをしている人とは思えないくらいポケ～っとしている

「ちょっと見ててください」

鏡を前に置き、実践してみる

「まず3つに分けるじゃないですか。そうしたら外側の…」

:

「はい、できました」

『へぇ～…』

できた三つ編みの片方を、しげしげと眺める川上さん

「なんかあったんですか？川上さんがいきなり三つ編みの仕方なんて」

『んーん』

『やった事ないから聞いてみただけ』

「そうですか」

と言いながら三つ編みを解き、尚も私の髪の毛をいじいじし続ける彼。ちょっとつまんではくるくるしたり、手ぐしで通してみたり

『…サラッサラやなぁ』

「ありがとうございます。でも川上さんもサラサラですよ？」

『あー…』

『でもパサパサやで』

「そうなんですか？」

と言うと

『ん』

ちょっとお辞儀をするように私に頭を近づけて来る彼。これは触ってみろ、と言うことだろうか

ｽｯ

そっと川上さんの頭に手を置く

「あー…まぁ言われてみれば」ﾅﾃﾞ

『でしょ？』

『もう訳分からん位染めてるもん笑』ﾌﾌｯ

「まぁ確かにそうですね笑」

「見ただけじゃ分からなかったです」ﾅﾃﾞ

『だから雫はやめとき、折角髪の毛綺麗なんやから』

「川上さんはまだ染めます？」ﾅﾃﾞ

『多分ね』

「私あれ好きでしたよ、色落ちしてる時のピンク」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

『なんでよりによって色落ちしてる時のなん、笑』ﾌﾌｯ

「ふふふっ、」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

『…てか』