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福良さんと izw ページ31

午後6時、会議を終えたオフィスはとても静かで、この部屋にいるのは私と福良さんだけだった




福「お疲れ様〜雫ちゃん」




福「まだ帰らない?」


「あ、伊沢さんが来たら帰ります」


福「そっかそっか、」


すると、福良さんは自分の分と私の分の2杯分のコーヒーを入れて、1つを私のデスクに置いた


「え、ありがとうございます」


福「ううん気にしないで〜」


飲みたかっただけだから、と笑う福良さん。わた毛のような毒気を一切感じさせないその笑顔は1日の疲れを癒す


福「どうなの?伊沢とは仲良くやってる?」


そのまま福良さんは世間話を持ちかけて、コーヒーを啜りながら隣の席に座ってきた


「ですね〜そこそこ仲良くやってますよ」




福「伊沢も彼女かぁ〜」




なぁんか先越されちゃったな、とうなだれる彼


「古くからの仲ですもんね、お2人」


福「そうね、なんだかんだ伊沢の事は1番知ってると思う 笑」


「いいですよねお2人の関係。信頼関係がしっかりしててお互い本当に尊敬し合ってるというか、」


福「ふふっ、そうだね」


かっこつけずに尊敬してる、と言う福良さん。見栄を張らずに言うその言葉は、きっと心からの本音なのだろう




福「でも頑張りすぎて体壊したりしてたからさ、」




「え、そうなんですか?」


福「そうそう。平気で寝ずに仕事やっちゃうし」


福「体は1つだよってずっと言ってたんだけどね〜…笑」


苦笑いしながらまたコーヒーに口をつける。勤勉な伊沢さんのことだから無理してたんだろう




福「でも守るべきものができれば自然と自分の体が自分だけの物じゃないって自覚したと思うよ」




「…え?」


福「大事にしてあげて」


「あ、なるほど」


福「あの人、ほんと頑張りすぎちゃうから 笑」


「任せてください。ちゃんと見ときます」フフッ




ガチャ




『お疲れ〜〜〜、って福良さんまだいたのぉ??』


「あ、伊沢さん」


『雫ちゃんお待たせ。かーえろ、』


「福良さんコーヒーありがとうございました」


福「いーえー、気をつけて帰ってね〜〜」


『福良さんまた明日〜〜〜』


:


『さっきなんの話してたの?』


「秘密です」


『えー俺に言えない話なの〜〜?』


「んふふ、」




「伊沢さん、今日はゆっくりお鍋にでもしましょ」




『え、何何!やった!!』

〃 kwkm→←〃 sgi



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作品ジャンル:恋愛
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作者名:reo | 作成日時:2020年3月2日 20時

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