Week End 2 (ページ14)

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〃 sgi ページ14

『うわぁ満開』

「ですねぇ」

「綺麗…」

『…』

「京都とか桜綺麗だったんじゃないですか？」

『あー、そうね。めっちゃくちゃ綺麗だった』

京都出身の彼。四季折々の風景が日常的に楽しめたのか、いいなぁなんて思う

「…いいなぁ、見たいです」

『行く？今度』

「え！いいんですか？」

『うん、行こーよ。俺の実家に行くのも兼ねてさ、』

「…え」

両親にご挨拶ぅー、なんて笑う彼

理解ができないままの私の頭を須貝さんは撫でてくる。すると実家、両親にご挨拶、え。それはつまりそういうことですか？なんて、みるみるうちに顔に熱が集まる。今の私の顔はさぞかし赤くなっていることだろう

『ふふっ、かーわい』

「…え！冗談だったんですか！！？」

『んふふ～、』

「ひどい！！」

『冗談だけど冗談じゃなーい』

「どっちですか！もう！」

→実は両親にご挨拶するのも遠い未来の話ではないみたい…なーんてね