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恵瑠side
私と真由は最寄りのバス停まで歩き、バスに乗り、バス停からまた更に学校まで歩いていた。
「うぅ…真由、私お腹痛いから帰る…」
「ダメ、ここまで来ておいて。第一仮病でしょ。」
正論を言われ、返す言葉がない。
「いいからほら、早く学校行くよ!」
「痛い痛い!腕引っ張らないでよ!!」
いつまでも腹を括らない私を真由は腕を引っ張って行くという強行手段に出た。
そんなことをやっていたら学校には予定より10分くらい遅れて着いた。
「もう、恵瑠が遅いから。早く教室行って新しい友達作ろうと思ってたのに…多分もうグループ出来ちゃってるよ。」
そんなこと言いながら、どうせちゃっかり既に出来てるグループに入るんだろうな。
明るいし、社交的だし、私とは正反対。
そんなことを思っていたら、【1年3組】の文字。
「さあー、教室着いたよ。相川君は…あれ?居ない?」
「え?」
言われて教室の中を見渡してみると、どこにもない相川の影。
「何だ…良かった。」
そう言いながら席に着く。
早速真由と話そうと後ろを向こうとした瞬間…
「あ、相川君!おはようー。」
真由の声が教室に響き渡った。
いや、本当はそんなに大きな声では無かったのかもしれない。
でもその時の私には、全ての希望を打ち砕く悪魔の叫びのように聞こえた。
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音波(プロフ) - 凜華さん» 途中って、13話の途中?だとしたら、出来てると思うけど… (2015年4月6日 13時) (レス) id: 1002fbfdd7 (このIDを非表示/違反報告)
凜華(プロフ) - あのさ、途中から、名前変換されてないよ?(苦笑)勘違いかな?(笑) (2015年4月6日 13時) (レス) id: 079df33c95 (このIDを非表示/違反報告)
音波(プロフ) - ☆YU☆/白露.さん» ありがとうございます!今週中には更新しますので>< (2015年3月22日 21時) (レス) id: 1002fbfdd7 (このIDを非表示/違反報告)
☆YU☆/白露.(プロフ) - とっても面白いです> <!更新楽しみにしています! (2015年3月22日 21時) (レス) id: c433375d75 (このIDを非表示/違反報告)
凜華(プロフ) - 出来るだけ、早くしてね!待ってる! (2015年3月22日 19時) (レス) id: 64ecb6d553 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音波 | 作成日時:2014年12月8日 23時