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倒れる ページ39

『はぁ……………はぁ……………』


まだ…………着かないのか
そろそろ限界だぞ


頭痛と吐き気、目眩に襲われ足元はおぼつく
手を壁につき 体を支えなだら歩いた


ブラック本丸……………想像以上に過酷だ
早く、元の本丸に戻したい

でも……………



『資料………重い…………』


先輩………鬼畜(きちく)だ!
怪我人だよ? こっちは



心中で、愚痴を吐き散らしていた時
突然足の力、フッと抜けて、体が前へ倒れた


『っと……………』


反射的に手を、ついたが
衝撃で、腕の中から資料が落ちて、床に散乱してしまう



『やっちまった………………』


良いことなしだ………………



どんどん目眩が酷くなる
まるで、目の前に霧がかかっているかのように、歪んだ


さらには、体が熱くなって
汗が頬を、ツーと伝っていく


体の限界ゲージは、ゼロ
俺は、目を閉じた

全力ダッシュ→←こんのすけ不在



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作者名:さプる | 作成日時:2020年4月30日 15時

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