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イジメを成敗 ページ4

去年の夏だったかな

ジリジリと地面を焼け焦がすような、真夏
セミが、あちこちで鳴いている


前から、クラスのイジメっこリーダー的存在の村上さんに目をつけられていたけど手は出されなかった
だから、少し気を張るだけで気をつけてたんだけど

日に日にイジメは、エスカレート
クラスのみんなは、怖がって誰も助けちゃくれない

まぁ、あつらは怖かったからね………


しかし、そんなある日
僕は、校舎裏に呼ばれた

そこには、女子が数名
細かく言えば、四名ほど

「お前調子にのんじゃねーよ」「顔気持ち悪」「早く立てよ」

「うぅ…………」


体のあちこちを蹴られて殴られて…………
青アザができている

痛さのせいで、涙が顔をぐちゃぐちゃにした
何で、僕なんだ……!


『なーに、してんの』


目の先で、首をかしげてニヤける人
あれは……………赤月さん?

隣のクラスの転校生
つい、この間転校してきたから名前は知ってる


「何見てんだよ」

『うわぁ…………派手にやったな。この学校は、虐めがないって…………』

「は? だから?」

『ダメだぜ? イジメは』

「お前に関係ないだろ」

『この学校の生徒だから………関係あるんでよっと』

「うっ………」


赤月さんは、村上さんの首を掴んで、壁に押し付けた

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作者名:さプる | 作成日時:2020年4月30日 15時

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