突然の別れ ページ23
『しーしょー!!! 何ようでございま……………しょうか』
師匠の前に、テレビで写っていた乗っ取り成功者の人だ
きれいに、背筋をピンと伸ばし俺に目を合わせる
「Aちゃん。ごめんね。見習い今日で終わりなのよ……………」
は?
え、いや、まだ今日来たばかり………
唖然として言葉を失う
「私は、政府のものです。今日は、Aさんを引き取りに参りました」
『え、あのどういう…………』
「早急に、審神者に来ていただかないとと政府の申し出で………」
申し訳ないと頭を下げられる
師匠も、辛そうに目を伏せた
『え、でも俺………まだなにも、学んでないです』
「大丈夫です。こんのすけに、マナーブックを持たせましたから」
「本当にごめんなさい………『師匠!俺行ってきます!』…………え」
『実践した方が早いですよ!』
まだ、何も学んでいない
何もわかっちゃいない
だけど、我が儘はダメ
というか、教えてもらってもわからないんだから、実践した方が早いでしょ
「有難うございます! 荷物は、運びましたので………」
そう言って、政府の人は立ち上がり、部屋を出た
俺もその後に続く
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作者名:さプる | 作成日時:2020年4月30日 15時