Only U -EunHae-5

期待-KyuHyun- ページ13

ﾋｮﾝはｼｮｯｸを受けているようだった。


HC「…それっていつからなんだ」

KH「ｳｷﾞｮﾙが始まった頃ぐらいからだと思います」

HC「結構前からじゃねぇかよ…」


ﾊﾞﾝ！と近くにあった椅子を蹴飛ばした。


HC「ありえねぇ」


…たぶん責任感からの怒りだろう。

ﾋｮﾝの気持ちが痛いほど分かる。


KH「まだ俺にしか話してないらしくて…。
一人で強がってるんです…大丈夫だって」

HC「だろうな…俺らはこの仕事だからそういうのはもう慣れてるけどAは違う…何も悪くないのに…」


そうだよ…Aが何したって言うんだ。

いつ考えても腹立たしい。


KH「Aがこんな目にあうのは俺たちのせいで…
それにもっと早く気付いてやれていたら…」


何度この自問自答を繰り返しても
答えは一度も出てこなかった。

だからﾋｮﾝに力になって欲しかったのかもしれない。


HC「ｷｭﾋｮﾅ、自分を責めるのはやめろ」

KH「え？」

HC「今俺たちがするべきことは
Aの支えになって守ってやることだ」

KH「…それは分かってます」

HC「お前がAの為に頑張ってるのは分かってるから。
これからは俺も一緒だ」

KH「ありがとうございます…」


頭を下げると力強くなでてくれた。


HC「他のやつには言うのか？」

KH「今はまだ言わないつもりです」

HC「分かった。話してくれてありがと…
これからちゃんとAを支えていこう」


ちょうどｷﾘのいいところでｽﾀｯﾌが呼びに来た。


HC「具体的なことはまた話そう」


ﾋｮﾝが力になってくれたら

こんなことはもうすぐなくなるんじゃないかって期待してた…。


この時は。

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