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＿＿＿＿＿だけで、この話は終わらない。
「A、Aどこに居るの！」
あれから数年、桃から産まれたのは女の子。
二人は名をAと名付けたが、不思議なことにAの成長はとても早くて育てるようになって一年後には十歳程にまで成長していた。
「なあに、お母さん？」
なんとも愛らしい声が通ると、その声聞きたさに村の男共が仕事をサボって見に来る程だ。
「また身長が伸びてるねえ。どれ縫い合わせて丈を伸ばすしかないねえ」
夫婦はお世辞にもお金に余裕があるわけではありません。
だから見た目麗しいAですが、着ている服はとてもじゃないが似合うものではなかったので、男共はとても残念に思っていました。
それからまた時は経ち、十五歳くらいの頃には村から飛び出て、その美しい身なりが話題となり、Aのことを別名桃から産まれた桃姫と呼ぶようになっていました。
「え、隣村で畑が荒らされてる？ それは大変だわ！」
「さらに隣村では農作物が育たないって？」
「川で子供が溺れてる！？ 」
やがて大人になったAは、困ってる人がいると聞くと放っておけない心優しい女子に育ちます。
体力には自信があるAは、走って困ってる人のもとへ駆けつけると、自身の危険や体など顧みず人々を助けていました。
ですからうら若き乙女の体とは思えないくらい、毎日傷だらけのA。
美しい美しいと言われる桃姫Aですが、ほんとはとてもじゃじゃ馬で老夫婦は、このままだといつかAが死んでしまうのではないかと本気で心配します。
そんな時、遥か遠く離れた大きな町のお城から使いがやってきます。
「こちらに桃姫はおられるか！」
とてもよく通る声に、誰だ？と縁側から覗く人こそ桃姫であります。
それに気づいた気品溢れるその使いの者は「ほう」と息を吐きました。
「あなたが桃姫ですね」
「…いえ、違います 」
「いいえ、あはたが桃姫でしょう！ こんなに美しい姫君を私は見た事がない！」
「…それはどうもです」
ほんのりと頬を染め、縁側に寝転んだまま饅頭を食べてるAを見下ろしている使いの名は宮舘と名乗った。
なんだかんだあって、家の中へ入れてもらえた宮舘はこう話をきりだした。
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ゆきんこ(プロフ) - 佐久間推しさん» コメントありがとうございます！一気に読んでもらえて光栄です。続きもそろそろ終盤ですのでどうぞ楽しんでください(^^) (2020年11月22日 23時) (
レス) id: 0a7632b1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 佐久間推しさん» コメントありがとうございます！一気に読んでもらえて光栄です。続きもそろそろ終盤ですのでどうぞ楽しんでください(^^) (2020年11月22日 23時) (レス) id: 0a7632b1c0 (このIDを非表示/違反報告)
佐久間推し - お話が面白くて一気に読み進めてしまいました〜！！続きも楽しみです！ (2020年11月21日 8時) (レス) id: b5372a6ba4 (このIDを非表示/違反報告)
☆ゆきんこ☆(プロフ) - しーさん» ありがとうございます！！お話書かれてるんですね！？よし見に行かねば！！ いえいえ彼への愛があれば素晴らしい作品のはずです！一緒に楽しんで書きましょうね(^^) (2020年11月4日 9時) (レス) id: d7a99168d6 (このIDを非表示/違反報告)
☆ゆきんこ☆(プロフ) - しーさん» 鬼佐久間さんに是非惚れてください（笑）食べられて良いなんて言っちゃったら、今夜辺りに来ますよ？（笑）まだドキドキシーンがあると思いますが楽しんでほしいです！ありがとうございました！ (2020年11月4日 9時) (レス) id: d7a99168d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年10月24日 1時
