イケメンだ！！ ページ10
Aside
一度ポムフィオーレ寮に戻り準備をして意気込んだはいいものの
『普通女子をまたせますか？』
モストロ・ラウンジのカウンターの椅子にに腰掛けながらアズール先輩に文句を言う。
ア「遅めに来てくださいと言いましたよね？」
言ってないよ。フロイド先輩一言も言ってないよ。
『まぁ、ジェイド先輩見れるからいいですけど。』
そういってホールの方に視線を向ければ、給仕やらオーダーやら取りに行く先輩。
『どうしよ、かっこよすぎません？』
とアズール先輩に同意を求めようと振り返ればもういない。逃げやがったな。
まだ店が終わるまで時間があるし何しようと考えながら、空になったジュースをストローでずここっと吸う。
ふと視線を上げれば、
フ「飲み終わったならもう一杯いる〜？」
なんてのんびり聞いてくるフロイド先輩。
『いや、アズール先輩からのサービスですし、今日お金ないんで。』
と断れば、オレの奢りでいいよぉ、と返される。やけに機嫌がいいな。
フ「ミジンコちゃんなんの果物が好き？」
ブレンドしてくれるのだろうか、そう聞いてきたフロイド先輩に答えようとすれば、
ジ「柑橘系ですよ、フロイド。あと、僕がするので大丈夫です。」
といって横から入ってくるジェイド先輩。なんで私の好みしってるんだろうか。
そんなジェイド先輩を楽しそうにみつめて、場所を譲るフロイド先輩。
『そいや、なんで今日は私に泊まりに来いってアズール先輩が言ったか知ってます？』
と疑問を口にすれば、
ジ「さぁ、自己満足じゃないですか？」
なんて返される。なるほど、アズール先輩ったらモテ始めた私のことを独り占めしたかったのね。
『いやぁ、モテる女は辛いわぁ。あ、これおいしいです。』
その自己満足が誰の自己満足なのか考えずに
ぐいっと、橙色のジュースを喉に押し込んだ。
『おかわりください。』
ジ「キノコは添えますか？」
『できればジェイド先輩を添えてほしいです。』
ジ「最近毒キノコの栽培に成功したんですよね。」
『ウソデス、ゴメンナサイ。』
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肘 - え、好き…。神作品… (2023年1月7日 2時) (
レス) @page47 id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)
雨多 - あー！！！失礼いたしました！！漢字間違って2回とも同じようなコメントをしてしまいました！！すみません！！ (2020年8月3日 8時) (レス) id: e50f7477b6 (このIDを非表示/違反報告)
雨多 - 農場GOGOって…何そのTシャツほしい…通販で売ってるかな？← (2020年8月3日 8時) (レス) id: e50f7477b6 (このIDを非表示/違反報告)
雨多 - 農業GOGOって…何そのTシャツほしい…通販で売ってるかな？← (2020年8月3日 8時) (レス) id: e50f7477b6 (このIDを非表示/違反報告)
よる - はわぁ！！オチが素晴らしいですね！！素直になれないのに心がキュウってしてムズムズしました！こう、くすぐったいんですよ(伝われ)読みやすくて面白かったです！素晴らしい作品を作っていただきありがとうございました！！ (2020年7月28日 1時) (レス) id: 68950930bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たこきんぐ | 作成日時：2020年6月1日 21時
