恋する者同士 ページ37
Aside
『次に会ったら＿＿＿私のお嫁さんになってくれる？でしょ？ジェイド先輩。』
そういって笑えば、
ジ「お、思い出したんですか？」
信じられない、という顔をするジェイド先輩。
『熱が出たんです。』
ジ「え？」
『あの日結局熱がでてしばらく意識が混濁していたんです。』
それであの出来事が夢だと思った。何日も熱でうなされて、いつが現実か夢かわからなかった。
『夢だったと思い込んでいたら、ジェイド先輩のことを忘れてしまっていました。』
そういって頭を下げれば、私と正面向き合うような態勢にして抱きしめられる。
ジ「本当に思い出したんですか？」
『ほ、本当ですよ？！嘘なんかつきませんって！！」
高い身長を折り曲げ私の肩に頭をのせるジェイド先輩。
その身体は少し震えていて、
『泣いてるんですか？』
と問えば、そんなわけないでしょう、なんて返されるが顔はあげない。
初めて会ったとき、なんか、こう、揺れ動かされる何かがあったんだ。
身長が高くて第一印象が大きかったから？かっこよかったから？
理由はわからないけど、なんだかこの人から離れちゃいけない気がして、
今話しかけないといけない気がして、
名前だけ聞こうとしたら想いが先走って
＿＿『一目惚れです！好きです！！！！』
告白までしてしまった。
それからはその黒歴史を逆手に毎日のように追いかけて告白して
でもそれはそれで、
『絶対叶わない恋って思ってたんですよ………』
本当にそう思っていた。
ジ「昔の言葉、もう一回言ってくれませんか？返事はできていますから。」
と目を合わせられる。ほらね、やっぱり泣いてたじゃん。目が赤いですよ？先輩。
『ええと、次に会ったら＿＿＿？私のお嫁さんになってくれる？』
ちょっとドキドキしながら言う。
なんとなくわかる、ジェイド先輩がなんて返事するかを。
こんな気持ちなんだ、フワフワしたようなでも甘くて、
期待を込めるようにジェイド先輩を見れば
ジ「はい、もちろんです。僕のお嫁さんになってくださいA。」
そういって私の手を取り笑いあった。
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肘 - え、好き…。神作品… (2023年1月7日 2時) (
レス) @page47 id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)
雨多 - あー！！！失礼いたしました！！漢字間違って2回とも同じようなコメントをしてしまいました！！すみません！！ (2020年8月3日 8時) (レス) id: e50f7477b6 (このIDを非表示/違反報告)
雨多 - 農場GOGOって…何そのTシャツほしい…通販で売ってるかな？← (2020年8月3日 8時) (レス) id: e50f7477b6 (このIDを非表示/違反報告)
雨多 - 農業GOGOって…何そのTシャツほしい…通販で売ってるかな？← (2020年8月3日 8時) (レス) id: e50f7477b6 (このIDを非表示/違反報告)
よる - はわぁ！！オチが素晴らしいですね！！素直になれないのに心がキュウってしてムズムズしました！こう、くすぐったいんですよ(伝われ)読みやすくて面白かったです！素晴らしい作品を作っていただきありがとうございました！！ (2020年7月28日 1時) (レス) id: 68950930bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たこきんぐ | 作成日時：2020年6月1日 21時
