◇147.ハートの女王の考え ページ4
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『知ってるか？ジャック』
ジャック「なんだよ」
『賢い狼は群れで狩りをするんだよ』
僕がそう言うとジャックは少し黙って、
ジャック「いいだろう。話くらいは聞いてやる」
『わーい！ってことで戻りましょねー』
イヴ「損は絶対させないよ」
僕とイヴでジャックの大きな背中を押す。
ジャック「だが、もし気にくわねぇ作戦だったら、俺は抜けるからな？」
『いちいち面倒くさいなー……
リドル先輩、もう始めちゃってください』
リドル「じゃあ、さっきの話の続きをするよ。
まず……」
僕らはリドル先輩が考える作戦に耳を傾けた。
……
エース「なるほどね。いーんじゃね？」
デュース「さすがローズハート寮長です」
イヴ「結構大変かもしれませんが、なんとかなりそうですね』
ケイト「んじゃ、オレは当日までにいろいろ根回ししとくね」
リドル「頼んだよ。怪しまれないようにね」
『で？ジャックはどうする？』
僕達はジャックの方を見る。
バツが悪そうに目を逸らした。
ジャック「……卑怯な作戦ではなかった。
……今回は、協力してやってもいい」
『素直じゃないなー。
ツンデレか？エース並みのツンデレなのか？』
エース「おい」
イヴ「それより続きは放課後とかにしよう？」
エース「げっ。今から授業なのかよ」
「だりぃな」と脱力するエース達。
リドル「そうだ、１年生達。
今回は情報提供に免じて、校則第６条��学園内での私闘は禁ず��の違反を見逃してあげるけれど……
次に見つけたら全員首をはねてしまうよ。
おわかりだね？」
イヴ「ひえっ」
『ひえっ』
エース「はい。すいません」
デュース「はい。すいません」
グリム「はい。すいません」
ジャック「……ッス」
リドル先輩は本気だった。
リドル「よろしい。では、校舎に戻ろう」
ジャック「弱っちそうだと思ってたが、お前らのところの寮長こえーな」←小声
エース「そーだよ。か弱いハリネズミと見せかけた超攻撃型ヤマアラシだから。マジで逆らわないほうがいいぜ」←小声
デュース「その通りだ。友達であるAも手に負えないって感じだろ」←小声
ジャック「……寮長と友達はねーだろ」←小声
エース「いや、マジでこいつ、うちの寮長と友達だから」←小声
ジャックが疑いの目で僕を見る。
僕は肯定の意味で頷くと��こいつマジか��と言う目で見られた。
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冬雪(プロフ) - アルファさん» ご報告ありがとうございます。これからもご愛読の方をお願いします (2020年4月17日 15時) (
レス) id: e3ba6a1386 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - 161話で、八つ当たりはジャックすればいいになってました (2020年4月17日 11時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - とっても面白くて、何回も読み返したくなる面白さ･･･ヤバいです！ (2020年4月17日 11時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アルファさん» ご報告ありがとうございます (2020年4月16日 18時) (レス) id: e3ba6a1386 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - 186話でレオナがレオナ先輩ってさいごにいってました (2020年4月16日 17時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年4月12日 3時
