◆22.みぞおちにストレート ページ24
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グリム「ここまで来れば大丈夫か？」
エース「いってぇ……何だってんだよさっきの！あんなの居るなんて聞いてねーって！」
デュース「ただのゴーストではなさそうだったな」
たくさん走ったためか呼吸が乱れたイヴを近くの岩場に座らせ、背中をさする。
エース「もう諦めて帰ろーよ。あんなんと戦うくらいなら退学でいいじゃん、もう」
デュース「なっ！？ざっけんな……退学になるくらいなら死んだ方がマシだ！」
すると逃げて来たばかりだというのに男共はまだ元気なようで、不穏な空気が漂い始める。
イヴ「ま、待って……二人共……っ」
デュース「魔法石があるのに、諦めて帰れるかよ」
エース「はっ。オレより魔法ヘタクソなくせに何言ってんだか。行くなら勝手に一人で行けよ。
オレはやーめた」
イヴ「エースくん！」
デュース「あぁ、そうかよ！
なら腰抜け野郎はそこでガタガタ震えてろ！」
イヴ「ヒッ……」
エース「はぁ〜？？腰抜け？誰に向かって言ってんの？」
『(男ってやっぱ面倒だな)』
話が合わないとすぐ挑発し合うし、喧嘩するし。
……なんか嫌なこと思い出しそうになったけど、今思い出す事ではないだろう。
そしてさっきのキャラ崩壊したデュースが怒鳴ったせいで完全に怯えてしまったイヴの顔を覗き込む。
『怖い？』
イヴ「……少し」
『ほんと男ってムカつくよね。今日なんてこっちは仕事してただけだってのに魔法が使えないってだけでバカにされたし』
イヴ「うん……私も……」
『魔法は万能じゃないくせに好き勝手言いやがって……』
イヴ「ほんと……その通りだよ……」
『ってことでちょっと待ってて』
イヴ「え」
僕は立ち上がり、この状況で口喧嘩を始める愚か者野郎共のみぞおちにストレートをキメた。
エース「ぐほっ！！」
デュース「がはっ！！」
イヴ「えええええええええええええええ！！？」
『いやー、やっぱ物理の方が的確だよな』
魔法で狙いを定めるよりは物理の方が相手を的確に仕留められるから僕的には魔法なんて必要ない。
エース「てっめ……何すんだよ！！」
『喧嘩を止めたんだよバーカ！男なら拳で語り合えよバーカ！！魔法が使えないから論外？こちとら無能は無能なりに努力してんだよブァーカ！！！』
グリム「バカって三回言ったんだゾ……」
『いいの？二人仲良く退学ってことでいいの？』
エース「うっ」
デュース「それは……」
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冬雪(プロフ) - コメントありがとうございます。どうぞ次にお進みくださいな (7月15日 10時) (
レス) @page50 id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
さ - 嫌いに!!なるわけ!!ないだろ!!寮長!!続き読んできます！！！ (7月15日 8時) (レス) @page50 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るきあさん» コメントありがとうございます。見つけてくれてありがとうございます (2022年4月23日 17時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - やっと見つけた！！！！！！！！！！！！！！！！！機械壊れて占ツク入れてから数ヶ月探してたけど見つかりました…応援してます…一から読み直します‼️ (2022年4月23日 17時) (レス) id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - はわわさん» コメントありがとうございます。ハマっていただけて嬉しいです。自分もここまでくるとは思いませんでした (2022年4月13日 0時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年3月23日 0時
