◆21.無謀 ページ23
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だかしかし、無謀だった。
「カエレ！カエレ！！カエレ！！！！」
怪物によってデュースは突き飛ばされた。
デュース「ぐっ……」
イヴ「デュースくん！！」
エース「チッ……ノーコン真面目クンは引っ込んでな！オレが仕留める！」
すると今度はエースがペンのような物を怪物に向けて突風の魔法を仕掛けた。
「ウウウウウォオオォォォォオオォ！！！」
しかし怪物には効かず、エースも突き飛ばされた。
怪物は矛先を変え、グリムを狙った。
グリム「ふぎゃぁ〜！！コッチに来るな〜！！！」
そう言ってグリムは青い炎を吐くが、これも怪物は効かなかったようで、威嚇しているかのように呻っている。
グリム「ぜ、全然効かねぇんだゾ〜！」
イヴ「そ、そんな……」
追い込まれたと思った刹那、怪物がつるはしを倒れているデュースとエースに向けて振り上げた。
僕はそこら辺に落ちていた石を怪物に投げた。
「ウゥ……」
『ほれほれ、こっちだよ〜』
エース「馬鹿！！早く逃げろ！！」
エースの言葉を無視して、怪物に石を投げ続け、そして僕が投げた石が怪物のランプに当たり、壊れ、辺りが暗くなったと同時に怪物の背後で何か光っているのがわかる。
エース「坑道の奥で何か光って……」
デュース「あの光は、魔法石……！？」
「ォオオオオオヲヲヲヲヲヲヲヲ！！！！
ワタサンゾォォォォ！！」
『(うわ、自分から墓穴掘ってるよこの怪物)』
あれ絶対奥にあるの魔法石じゃん。
どうしたものかな、と思っていると辺りが暗くなっているため怪物が手当たり次第つるはしで地面を打っている。
グリム「オイA！イヴ！ひひひひひとまぶ逃げるんだゾ！このままじゃ全員やられちまう！」
イヴ「そ、そうだね！エースくん、デュースくん立てる？」
エース「ああ、なんとか」
デュース「っ……」
イヴ「Aちゃん一旦逃げよう！
……Aちゃん？」
何か弱点はないか、あの怪物は嗅覚と聴覚どっちが敏感なのか、考え込んでいると、不意に誰かに腕を掴まれた。
イヴ「Aちゃん！！」
『！』
イヴ「今は逃げよう……？」
『……はーい』
持っていた石をそこら辺に投げ、僕らは出口に向かって走って、鉱山から抜けると後を追って来ないか警戒しながら、さっき見つけた小人の小屋まで走り続けた。
『(面倒な事になったな……)』
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冬雪(プロフ) - コメントありがとうございます。どうぞ次にお進みくださいな (7月15日 10時) (
レス) @page50 id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
さ - 嫌いに!!なるわけ!!ないだろ!!寮長!!続き読んできます！！！ (7月15日 8時) (レス) @page50 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るきあさん» コメントありがとうございます。見つけてくれてありがとうございます (2022年4月23日 17時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - やっと見つけた！！！！！！！！！！！！！！！！！機械壊れて占ツク入れてから数ヶ月探してたけど見つかりました…応援してます…一から読み直します‼️ (2022年4月23日 17時) (レス) id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - はわわさん» コメントありがとうございます。ハマっていただけて嬉しいです。自分もここまでくるとは思いませんでした (2022年4月13日 0時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年3月23日 0時
