◆16.イライラ ページ18
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『はあ！？窓ガラス１００枚！？』
放課後になって雑用が終わったと思ったら校長先生に「食堂に行ってください」と言われ、仕方なく行けばイライラした様子のグリム童話と沈んだ様子のイヴがそこにいた。
事情を聞き出してみれば下らない内容だった。
なんでも��エース��という男にバカにされ、その喧嘩を買ってしまったグリム童話は炎を吐き散らかした挙句、大切な石像を燃やしてしまったとか。
僕はグリム童話の両頬を引っ張った。
『またお前の仕業か！！』
グリム「おへさまのへいひゃねえひょ！！
(オレ様のせいじゃねえゾ！！)」
『その��エース��とかいう男が元凶かもしんないけどさ、そいつの挑発に乗ったお前も同罪だろ！』
グリム「うっ……」
『魔法ばかりに頼ってないで少しは自分でなんとかしようと思えよな！！』
そう言うとグリム童話は黙り込んだ。
僕は肺の底から溜息を吐いて、グリム童話を椅子に座らせた。
イヴ「グリムくんを責めないであげて？私にも責任があるし」
『イヴの責任だけじゃない』
イヴ「え……」
『僕の責任でもある。僕は君達の傍にいなかったから強くは言えないけれど、正直��エース��って奴とグリムの尻拭いをするのは面倒臭いし窓ガラス１００枚拭くはお前らがやれって言いたいけれど』
イヴ「Aちゃん……」
『人数は多い方が早く終わるし、ほら、僕達って仲間だし』
グリム「お前……」
『とりあえず僕とイヴは１０枚ずつで��エース��って奴とグリム童話は４０枚ずつやれば早く終わるっしょ』
グリム「一瞬だけ優しいなコイツと思ったオレ様がバカだったんだゾ」
『僕がお前らに優しくするわけねぇだろバーカ！』
たたでさえ今日はトレイ以外の男についてイライラしていたというのに��エース��とグリム童話のせいでまたイライラしてきたということで、この怒りは元凶にぶつけるに限る。
『わかったらグリムは��エース��って奴を探せ！』
グリム「わ、わかったんだゾ……』
『僕とイヴは掃除道具を集めよう』
イヴ「う、うん！」
一度解散して、僕とイヴは集められるだけの掃除用具を片っ端からかき集めた。
……
『これだけあれば足りるかな』
イヴ「うん。じゃあグリムくん達を待とうか」
『なーんか嫌な予感するけど、大丈夫でしょ。
……ん？なんか、外騒がしくない？』
イヴ「え？」
「待てこの毛玉！！！」
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冬雪(プロフ) - コメントありがとうございます。どうぞ次にお進みくださいな (7月15日 10時) (
レス) @page50 id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
さ - 嫌いに!!なるわけ!!ないだろ!!寮長!!続き読んできます！！！ (7月15日 8時) (レス) @page50 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るきあさん» コメントありがとうございます。見つけてくれてありがとうございます (2022年4月23日 17時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - やっと見つけた！！！！！！！！！！！！！！！！！機械壊れて占ツク入れてから数ヶ月探してたけど見つかりました…応援してます…一から読み直します‼️ (2022年4月23日 17時) (レス) id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - はわわさん» コメントありがとうございます。ハマっていただけて嬉しいです。自分もここまでくるとは思いませんでした (2022年4月13日 0時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年3月23日 0時
