・（S） ページ9
．
Sおれもすき
神「 "おれもすき " だって〜」
『……ちょ！おい！見てんじゃねーよ！』
神「風呂あがったよーって言ったけど無視したじゃん」
『……あーもう！びっくりさせんな！』
ジンにいきなり後ろから囁かれて、普通にLINE覗かれた。
まじ勘弁して、心臓に悪い。
いつもよりシャワーの時間短くねーか？もうあがったの？
神「紫耀もシャワー行ってこいよ」
『なあ 』
神「ん？」
『柚莉ちゃんどう思う？』
シャワー上がりでガウンに袖を通しながら髪の毛を拭いてるジンに思い切って聞いてみた。案の定、固まってフリーズしてる。
神「……は？なんだよ急に」
『いいから率直に』
神「まあ美人だなあとは思う」
『興味ねえの？』
神「なくはない。……なんで？」
『いやAちゃんとさ、4人で会いたいねって話になって』
神「ダブルデート？！」
『まあそんな感じ』
神「うわお前らのイチャイチャ見なきゃいけねーの？」
『だからお前は柚莉ちゃんとイチャイチャしろよ』
神「いやいや無理！恥ずかしい！」
急にニヤニヤしながら恥ずかしいとかほざいてやがる。
こいつ、行く気満々じゃねーかよ。
このテンションは乗り気のときだから間違いない。
『名古屋終わってすぐは2人の時間だからその後ね 』
神「知るか！うるせーリア充！」
俺の都合というか、ただの俺のわがまま。
だってせっかく付き合ったのに、2人のイチャイチャタイム欲しくね？
俺としては大事に大事にしていきたいからゆっくり時間をかけて
愛を育んでいこうかなと思っている所存です。
チュー止まりだから、うん……さっきっからそればっか考えてるけど男だからしょうがねえ！だって好きな女に対してそう思わない男なんていんの？いなくね？俺は今まで見たことねえぞ。
女慣れなんてしてないから自信もなんもないけど
溢れ出てくる愛情でなんとかする。
はあ、早く会いてえ。
ずっと言ってる気がする。
よし、明日もがんばろ。
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作者名：詠夢
| 作成日時：2021年5月25日 22時
