One Last Time Ⅲ【 sh × yj 】 (ページ40)

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柚莉の車に乗り換えて、帰宅コース。
余韻に浸りすぎて、2人無言になるけど居心地が良かった。
今日撮った写真を見返してはニヤついて、考えるだけで胸がいっぱいになる。

　「ねえどうやって付き合う流れになったの？」
柚「えっもうなんか、" 浴衣着て女の人と過ごすの初めて " って言われて、」
　「うんうん、それで？」
柚「で、私が " 彼女と来たことないの？ " って聞いて、」
　「ほうほう」
柚「そしたら、" ないんだよね〜ちなみに俺の彼女になる気はある？ " って」
　「は？！え？なにそれやば！」
柚「やばいでしょ？もう興奮して倒れそうだった」
　「で、なんて答えたの？」
柚「 " なってもいいの？ " って答えて、ジンくんが " 付き合お？ " ってなった……」
　「やばいやばいジンくんやばい」

すごすぎないですか？皆さん。ジンくんってチャラそうなのにちゃんとしてんだよね。軽々しくないというか、紫耀はゴリゴリー途なのは伝わるんだけど、ジンくんって見た目とのギャップが素晴らしい。なんて素敵な人なの。その彼女が柚莉なんて……信じられない。

柚莉と箱根に行こうなんてなってなかったら、私たちは出逢うことはなかった。とんでもない失態を犯したけど、今ある幸せを考えたらどうでもよかった。

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