One Last Time Ⅲ【 sh × yj 】 (ページ12)

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君に触れられるまで（S）ページ12

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sho side

明日で名古屋公演も終わり。
早いなあ3日間。和気あいあいの楽屋。
一部が始まるまでまだ時間がある。

廉「Aはもう来ないん？」
神「……ぶっ笑」
紫『お前さ〜、俺もまだ呼び捨てしてねえのにふざけんなよ！』
廉「知らんがな！呼べばええやん！」
神「それな！いつまで " ちゃん " 付けなの」
紫『だってさー、向こうも " 紫耀くん " だからさー』
廉「きっしょ」
紫『おい！』
神「廉さん厳しいっすね笑」

廉みたいにグイグイいければいいんだけど、そんなこと出来ねえ。
だって俺、 " 平野くん " 呼びでさえギュンギュンしちゃってんだもん。
" 紫耀 " なんて呼ばれたらどうなっちまうんだろう。
いや〜俺もさ、Aって呼びたいのは山々なんだよ。
タイミングが分かんねーっつーか。
いきなり呼び捨てすんのもあれじゃん？
女の子ってどういう感じなの？分かんねーよ。

廉「とりあえずA連れてこいよ｣
紫『やだ』
廉「でた！その謎の独占欲」
紫『謎じゃねえよ、明確な独占欲だわ』
岸「え？なになに？」
廉「なあ岸さんも海人も会いたいやろ？」
海「Aちゃん？」
廉「そう！ぐうじだけ会ってんねんで？ずるいやろ」
岸「そりゃ納得いかないやつ！」
海「俺も会いたい！」
廉「ほらーみんな会いたいって！紹介せえや！」
紫『気が向いたらな』
神「多分ね、一生向かないよ笑」
廉「ふざけんなやー」

俺の彼女のことで大盛り上がり。
会わせるのは全然いいし、紹介ももちろんしたいけどさ、
俺も全然会えてねえんだよ？まずは俺からだろ？な？
何もかも順番ってのがあんだよ、こっちにも。

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