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｢…え、え？！｣
明日も早いAを風呂に入らせて、その間に食器を洗う。
で、それも洗い終わったから
またいつも通りAのクローゼットを開けて
Aの服の好みに変化はないかを確認する。
服、靴、アクセサリー、鞄。
何時でも俺があげたものを身につけて欲しいから、プレゼントをする時にはちゃんとAの好みドンピシャのものをあげるって決めてる。
から、欠かさない下見
服や靴を見終わって、鞄専用の収納スペースに行くと
Aが使ってるのを見たことがないショルダーを見つけて。
これに似たやつはあげちゃダメだな、って手に取って中の構造を確認しようとチャックを開けると
意味わかんないのが入っていて思わず大きい声で驚いてしまった。
『なにー？』
風呂場のAも俺の声が聞こえたらしく
鞄を手にしたまま風呂場に走る
『何、どした』
広いんだよ家。
若干息をあげている俺を
湯船に浸かりながら心配そうにするAに
そう心で突っ込んでから
｢中から、DVDと緑のペンと香水と
…男物のアクセサリーがでてきたよ｣
風呂場に入って鞄を濡らさないようにしながらにひとつずつ取り出しながら丁寧に見せる。
……と
『あー、そこかぁ
行方不明で早2年経ってたのー。ありがとー』
ビショビショの手をバスタブからだして、俺の頬を両手で包み込んできた。
｢これしたら俺が許すと思った？｣
『えー、うん』
｢男物のアクセサリー
これなに。なんで持ってんの｣
『…忘れ物ー』
｢香水は？DVDは？なに、このペン｣
『だから、全部忘れ物だって』
｢じゃ、捨てとくね｣
『え』
｢なんで、いらないでしょ
俺がいるし｣
『…返さないと。
返そうと思ってそこ入れてたし』
｢はーー、ダメダメ
会ってAとまた始まっちゃったら困るし
それに、2年もたってんだから向こうももう忘れてるって｣
頬にある手を掴んで俺の方に引っ張る。
倒れ込んできたAに噛み付くようにキスすると
諦めたように『分かった』って顔に水をかけてきた
……この。
｢A、明日早いよね｣
『だからこの時間にお風呂入ってるんじゃん』
｢…早く上がって。俺怒ったから｣
『…しないよ』
｢する｣
睨んだって無駄。そんな顔も俺にとっては全部可愛いでしかないから
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れんり。(プロフ) - bbbさん» コメント気が付かなくて、時間が経ってしまっていてすみません。。とても嬉しいです、ありがとうございます！ (2021年5月3日 17時) (
レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
bbb - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年3月15日 15時) (レス) id: 07513b1c51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2021年2月26日 23時
