._j.t ページ21
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無言でAちゃんの手を取ると
｢何してるの｣
『…それで香水取ろうとしてる？』
｢黙って｣
香水をつけてた位置全てを擦りだして
よしって声が聞こえたと思ったら
次は自分の手首をAちゃんの首元に擦り付ける北斗
…すごいな、北斗の独占欲
ちょっと引くわ
｢この匂いAも好きって言ってくれてたじゃん｣
『北斗のも好きだよ
前くれたやつ毎日使ってるし』
｢じゃ、なんでこんなことすんの｣
『新しい香りにしようかなって思って。
北斗がくれたやつだから、マンネリ化するのヤだし』
｢……じゃ一緒に選ぼ｣
俺たちは何を見せられているのか
ただのイチャつきじゃんと心でつぶやくけど
…なるほど。
北斗は顔を赤くして嬉しそうに下唇を噛んでるけど、Aちゃんは
『ほく、もうい？
あ、ジェシーってドナルド出来るって聞いたんだけど』
｢できるよ｣
『みたい！』
やっぱり恋愛ベクトルを北斗に向けてない。
確かに北斗の言う通り好きじゃないんだろうな、恋愛的意味で。
『え、似すぎて鳥肌たった
見てたろちゃん』
｢うわ、焼いて食おうぜ！｣
『揚げるのもいいよ』
｢なんの話をしてんの｣
『北斗冷たい』
でも楽しそうに笑うじゃん
『大我一緒にトマト食べよー』
｢あるの？食べるー｣
｢俺も｣
『え、北斗も？』
｢あー、やっぱAはこの匂いじゃないと｣
『……私、大我のやつの方が好きかも』
｢お、あげよっか？｣
｢あげない。
A、お願いほんとに勘弁して｣
『ふふ』
俺はAちゃんに北斗、いいと思うんだけどな
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れんり。(プロフ) - bbbさん» コメント気が付かなくて、時間が経ってしまっていてすみません。。とても嬉しいです、ありがとうございます！ (2021年5月3日 17時) (
レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
bbb - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年3月15日 15時) (レス) id: 07513b1c51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2021年2月26日 23時
