One More Kiss【 Kazuma.K 】

紹介 ページ45

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◎ RIKU






TYFのライブ終わり、壱馬から話したいことがあると言われメンバー全員が集まった。

北人や樹、まこっちゃんはなんのことか分かっているのかニヤニヤが隠しきれてないし……なによ？！


悪いことではないのは察したけど、その分気にもなる。






浦「 なんでしょう壱馬さん！ 」

壱「 実は皆に紹介したい人がいまして、 」






紹介したい人。
…………ん？え、それはもしかしたらもしかする……？

壱馬が楽屋の扉を開けると、一人の女性が入ってきた。


あれ、見覚えがある……






壱「 紹介します、お付き合いさせてもらってる椎名Aさんです 」

「 初めまして、椎名です 」






椎名Aさんって…あの有名な女優さん。
というかプリンス組とがっつり共演してた。

プリンス組がにやけていた理由はこれか…！

挨拶したあと、照れ臭そうに顔を見合わせる二人。
……すごくお似合いじゃないですかちょっと。


皆驚いているのか一瞬静かになったと思えば、すぐにあちこちから「おめでとー！！」と祝福の声が上がった。






陸「 壱馬！おめでと！ 」

壱「 ありがとうございます、陸さん 」






嬉しそうな顔で笑う壱馬。
こりゃあ陸さん応援しちゃう。

今までもいろんな壱馬を見てきたけど
こんなに幸せそうな壱馬は初めて見た。

よっぽど好きなんだろうな、って勝手にほっこり。






陸「 椎名さん、壱馬のことよろしくお願いします！ 」

「 いえいえ、こちらこそ！ 」






お辞儀し合う俺たちを見て、壱馬に「 陸さんお父さんっすか 」って笑われた。

嬉しいんですよ、陸さんは。





健「 プリンス組知ってたんでしょ？ずるいな〜 」

慎「 片想いしてる壱馬さん、推せますよね 」

樹「 頑張ってましたもんね壱馬さん 」

北「 俺たち恋のキューピット 」

壱「 言いたい放題だな？ 」






そんなやり取りにまたほっこり。
幸せだな〜って思う、こういう時間。






壱「 A明日早いんやろ？送る 」

「 大丈夫。ライブで疲れてるでしょ 」

壱「 ええから。それくらいさせて 」






………聞いてるこっちが恥ずかしくなるわ！

内心そんなツッコミを入れながら、
弟の幸せを願う陸さんでした。









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陸さんが自分で陸さん呼びするの好きです(聞いてない)
リクエストありがとうございました！

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