推しとヲタク～Matori～ (ページ10)

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「ありがとうございます。
　でも、ごめんなさい…
　告白とか初めてされたし、大好きなまとくんに
　言ってもらえたのもとっても嬉しいんですけど、
　やっぱりまとくんジャニーズですし、
　ほかのファンの子に申し訳ないので…」

内心、付き合いたい！嬉しい！って気持ちで爆発しそうだが、

口からは冷静にすらすらと言葉が出た。

林「そっか…そうやんな！ごめんな！変なこと言って！
　でも、ちゃんと答えてくれてありがとう！」

申し訳ない気持ちでいっぱいな私は彼と

目を合わせることはできず視線を下げていた。

あぁ、もうライブとか行ってもファンサとかもらえないだろうな…

なんてヲタク目線の考えをしていると

林「でも、もしよかったら普通に友達になってくれへん？
　仲良くなりたい！」

彼の言葉に驚いた。

「え、あ、はい。。え？」

あれよあれよと連絡先を交換し、また連絡するな！と速足で彼は去っていった。