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「ヒソカ。勝っ………。どうゆうこと?」
「おや、どうしたんだい?」
ニヤニヤしてヒソカが来るがそれどころではない。
いきなり念の気配がし、左足に痛みが走った。
相手は死んだはず、死後の念か??
左足の痛みを発した部分は服の上から少し膨らんでいるのが分かる。
そして、普通の傷じゃ出ない位凄まじい血の臭いがする。
さっきの戦いで付着した量の比ではない。
俺の血かと思って裾を捲り上げる。
そうすると、赤い、赤い何かがゴロンと出てきた。
俺はそれをよく見て目を疑った、そこにあったのは人間の口部だった。
唇は無く歯はむき出しで、血に赤黒く染まっている。
そして出てきた足の部分を見てみると歯形に肉が喰われている。
なんて事をするやつだ。
「おやまあ、君の負けだね♥️」
「……引き分けだよ。」
悔しいが完勝は出来なかった。
殺せたので依頼は一応遂行できたけど。
このレベルの傷は早めに手当てした方がいいな。
「ねえ、手当てしたいんだけど。」
ヒソカはニタニタ笑ってる。
気色悪い、それと下半身をどうにかして欲しい。
「まあ、待ってよ♦️」
ここで待って何が有るっていうんだ?
こいつにまさか弔いの心でも出来たのか? そんなわけ無いと思うけど。
ヒソカは近くにある死体をニヤニヤして見つめるだけ。
なんだって言うんだ。
ﾋﾞｰﾋﾞｰ
もう意味の無い終了のブザーが成った。
そう、意味が無いと思ったんだ。
何かが動く音がした、見ると俺の近くにあったあの口だけの肉塊がぐじゅぐじゅと音を立てて人の体に変形していく。
「ヒソカ!」
「まあ、見てて♥️」
嵌めたな、こいつ。
だが、今はそれどころじゃない。
念の気配もさせずこの肉が人の形になるのを見る。
可笑しい。
そして肉は数秒でさっき殺したあの女に成った。
彼女は俺の足の一部をベッと吐き出した。
「私の勝ちだ!!約束を守りやがれ!!」
血を口から足らしながらそう言った。
まさか俺が負けるとは思わなかった。
こんな能力を持つ奴がいるなんて。
到底信じがたかった。
しかし、目の前で仁王立ちする小さい女が真実を証明していた。
「良くやったね♦️流石僕の弟子♥️」
「もっと誉めろ!!」
「うん、いい子♥️」
何を顔を赤くして喜んでるんだ、こっちは混乱してるんだ。
俺だけが良く状況が理解できてないようだった。
この時、珍しく俺のポーカーフェイスは崩れてた。
「…説明してよ。」
その一言を絞りだした。
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ミネルバ(プロフ) - 検屋敷屋さん» 文字数制限で少し言葉足らずになっていたので、もう一レスします。よくいる人のようにして、読み手と大きな解離を無くしたりしています。それ以外の描写にもなるべく突拍子のないことは書かないことにしています。読んでいただき有り難うございました。 (2020年2月11日 18時) (
レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - 検屋敷屋さん» 有難うございます!!この夢主は正義があるともいえず、逆にクズとも現せれないよくいる曖昧な人のように書いています。そこにリアリティと言って貰えて嬉しい限りです。今後も素敵と思ってもらえるように頑張ります!! (2020年2月9日 19時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
検屋敷屋(プロフ) - キャラの性格が崩されずリアリティがあって楽しく読めます。応援してます。素敵な小説をありがとうございます。 (2020年2月8日 20時) (レス) id: 8f1e53f51b (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ひなたさん» 有り難うございます!! 何処がツボに嵌まったか分かりませんが、この小説は作者の趣味を全面に押し出したものなので、これからも楽しめると思います!! (2019年11月7日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - はじめまして！こういう小説探してました！！！最高です！これからも応援してます！ (2019年11月6日 17時) (レス) id: 0dee45b0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミネルバ | 作成日時：2019年9月25日 8時
