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とりあえず今日の夜。


午後8時にマンションの前でテヒョンさんと約束している



...レコーディング、長引かないといいな。







あれ、



どうしてこんなに楽しみなんだろう







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今日の撮影スタジオは




「イムさん!こんにちは」




そう!イムさんのビル!

久しぶりに会えると思って

仕事の時間よりも早めにやって来た



バンには乗せてもらえないから。

現場にはいつも自分で向かってる。




IM「お!Aちゃん!久しぶりだねえ」




目尻をしわくちゃにしながら笑うイムさん

いやー、地元のおじいちゃんを思い出す←




「イムさんに会いたくて仕事より早い時間に来たんです」


IM「はは、嬉しいこと言ってくれるね」




話せる時間はけして長くはないけれど

こうやって素の自分を出せるだけで心が軽くなる



ここ最近は

本当の自分を隠してばかりで



自分自身を見失いそう



イムさんの笑顔は私を

一人の人間として見つめてくれる



それが凄く幸せだと感じる




IM「...Aちゃん、前に話した事、覚えてるかい?」




ふいに 真剣な目でそう尋ねてきたイムさん



どうしたんだろう、




「前に、ですか?」


IM「私がここのビル以外にも仕事場としているものの話だよ」


「あ、それって



防犯カメラの話ですか?」




イムさんはこのビルの警備員さんと


防犯カメラを取り扱う会社とも関係しているらしい。


詳しくは知らないけれど

ここのビルの防犯対策も

その会社の防犯カメラを設置してるって言ってた




IM「そう、覚えててくれたんだね」


「イムさんのお話ですもん」




私の言葉に力無く笑った。




そして






IM「Aちゃん、無理してるね?」






唇を噛み締めたイムさん




なんの、こと?







まさか







IM「...他のビル、テレビ局にも防犯カメラはついついる。


それも私が関係している防犯カメラの会社のものでね。



防弾少年団の楽屋にも設置されているんだよ。



君が受けてきた嫌がらせは全て記録されていたんだ」






そんな






IM「Aちゃん、私は君が孫のように可愛いんだ。


そんな君の苦しそうな顔はこれ以上見ていられない




無理して笑わなくていいんだよ」







そういって


目尻みたいにしわくちゃな


大きくてゴツゴツした手で私の頭を撫でるイムさん







その大きな手は暖かくて





溜め込んだ涙が止めどなく溢れた








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- 身長高くてイケメン?ジュンだろ。とか思ってたら本当にジュンで叫びました(T_T)最高です(T_T) (2017年11月14日 10時) (レス) id: 1cba4aeba8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - くっくくおずさん» ほんとほんと!ユソンやばい!怒← 続きも楽しんで頂けるよう頑張りますので!応援よろしくお願いします!笑 (2017年3月1日 0時) (レス) id: 6b61a37ab0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - ゆうさん» ありがたいお言葉感謝です、泣 作者文章力ないですよ!ちなみに小説は占ツクが大好きです← 本屋さんの本ならホラー読んでまs((殴 (2017年3月1日 0時) (レス) id: 6b61a37ab0 (このIDを非表示/違反報告)
くっくくおず(プロフ) - 最後の部分ほんとに涙がでました。続きが気になってしょうがないです。ユソンほんとにムカつく!!!! (2017年2月28日 20時) (レス) id: 39194f24c0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 主人公の気持ちが痛いくらい伝わってきて思わず涙が出ました(T ^ T)こんな文章書けるなんてすごいです。小説とかってどれくらい読んだんですか?これからも応援してます!! (2017年2月27日 23時) (レス) id: 0e3b5822de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆー | 作成日時:2016年12月27日 11時

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