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「……うわっ大丈夫かよ？」
「…っす、職員室ってどこっすか」
「中入ってすぐだけど…」
朝の7:30、前日の夜をトラックの荷台で過ごした俺はボロボロだ。砂利道を無理やり進むもんだから、地獄のような夜だった
何回か吐いたせいで胃の中は空っぽで、気持ちが悪ィ
そんなヘトヘトボロボロな俺は爺さんの家に着いた瞬間学校だからと叩き出され、登校を余儀なくされた
…フケようと思っていたのがバレてたみてぇだナ
先程(見た目はツッパってるが)ひ弱そうな男子生徒から教えてもらった通りに職員室へと向かう。
なんて言えばいいんだ…？
まぁいいか
ドアを開け、近くの眼鏡に話しかける
「転校生してきたミツハシっす、担任誰かわかんねぇんすけど」
「ひぇぇ」
「あっちょっと」
いきなりぶっ倒れた。なんでじゃ！
「えぇ…」
「君が噂の転校生か！よくも坂本先生を！このツッパリめ…！！」
「坂本先生が勝手に気絶しただけですから水谷先生は黙っててください」
「貴方が椋木先生のところの転校生ね！」
「椋木ィ？」
先生達のキャラが濃いことはこの際放っておこう。
椋木という奴が俺の担任になるらしい
…さっきから恰好をつけて、長髪を振り回しているコイツではないと思いたい
顔に当たって鬱陶しい、次ぶつけたら掴んでやる
「君が転校生かー！最近多いね〜っと名前は…光るに橋でミツハシ？」
やっぱりコイツかヨ
「そうっすけど」
「三じゃなくて？」
「光るっすけど」
「ほーん…なるほど、わかりましたぁ」
「ウゼッ…」
「うん？今何か言った？」
「別に…」
地獄耳か！
何故かニヤニヤしている椋木をひと睨みし、教室へと促す。7:30に着いたはずなのに既に登校時間は過ぎているのは、先生達のキャラが濃すぎるのが悪い。
断じて俺のせいではない
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作成日時：2019年9月7日 1時
