今日:4 hit、昨日:8 hit、合計:168,908 hit
小｜中｜大
８. ページ11
昼休みも終わり、真面目な俺は授業のために教室へと戻る(伊藤と三橋はサボるらしい)
よくよく考えると転校して初日、この学校の教科書がない。困ったな
三橋は左隣、今は空席
右は…
チラッと見ただけでメンチを切ってくる
ツッパリかァ…こいつが教科書持ってるわけねーよな
よし、仕方ない
三橋クンの机を除き、漁ってみる
意外に教科書持ってきてるな…この量置き勉か
何冊か拝借し、席に戻る…が、目の前に怒れるツッパリくんが立っていた
俺この人怒らせることしたか？
「なんすか」
「テメェ何三橋さんの教科書使ってんだよ！」
「だって転校初日でねぇんだもん、三橋はサボってていねぇし合理的だろ」
「だからと言って三橋さんの教科書を使っていい理由にはならねぇ！」
「じゃあ君が貸してくれるんですか？無いですよね、そもそも置き勉さえしてないよね？教科書というものをまず知ってますか〜？」
「ぐっ…あんまり捲し立てんな！」
授業終わったら屋上まで来いよ、と吐き捨てて席に戻っていった。
えっ、真面目…この人真面目だ！
ただし、案の定教科書は持っていないようでひたすら寝ていた
「はい、人間というのは〜人と人の間で生きているから〜人間というと、私は思うんですねぇ」
「……なんだこの授業」
俺も寝た
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 111人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2019年9月7日 1時
